- 自分の役割は何かを上司に聞きに行くことが大事
- 手はいくつあっても良いから必要とされてないことはない
- 必要なのに、必要じゃないと社員側が勝手に思い込んでしまっているケースは多々ある
- 自分のやっていることを理解し、自分自身を評価してあげることも大事
「自分は会社に必要とされてないのではないか?」「この仕事の仕方なら自分は会社に意味ある?」
なんて不満を抱えていませんか?人間には誰しも承認欲求というものがあるので、そもそもの存在意義を会社の中で感じられないのはやりがいを感じられず辞めてしまいたい気持ちにもなるでしょう。
今日は、「まずは自分の役割は明確にしよう」という前提をもとに、必要とされるためにやるべきことや物事の捉え方について話しをしていきます。
そんな会社転職しよう!なんて無責任なことは言わないので最後までご覧ください!
自分の役割を上司に聞きに行く
少しでも自分の存在が意味ない!何に貢献してるかわからない!なんて不安があれば、即座に上司に役割の確認をしに行きましょう。
- どの数字を追えばいいか
- 求めていることの優先順位は?
- どんな行動を求めているか?
- タスクの進捗状況の報告の有無や頻度
- 自分が持つ権限範囲は?(予算いくらまでなら権限があるかなど)
- 報告のフォーマットは?
あくまで一例ですが、上記のようなことを聞き出し自分に求めていることを明確にするべきです。大前提としてコミュニケーションですから、毎日聞いたりしつこく聞くのは辞めてください。上司も人間なので関わるのが億劫だと思われてしまえばプラスにはなりませんから。
「仕事を進める上で相談があるのですが15分良いですか?」
「複数役割を担う中で優先順位を整理したいので少し良いですか?」
「もっと役割を広げていきたいのですが、手が足りていない業務はありますか?」
なんて、自然に時間をもらうようにしましょう。
世の中の多くの上司は、部下が言うことを聞かない、部下がやる気がない、言ったことをやらない、といった共通の悩みを持っているので、仕事に対してポジティブな質問は大歓迎でしょう。
役割を確認する、しつこくしない、できるだけ簡潔に、ポジティブな言い回しをする。少しだけ勇気を持って上司のところへ言って確認をしてみましょう。
【実体験】役割を確認する前に思い詰めないで
この記事を書いている時点で筆者は30歳になりますが、”自分の存在意義が会社でわからない” “必要とされてないのではないか?”なんて辞めていく人は多く見てきました。
口では次のことに挑戦したいなんて言いますが、深く話していくと多くの方が共通しています。
自身が管理職なので経営陣と話す機会も多々あるのですが、経営陣からすると「あの人は必要だったし、存在意義なんてすんごくあったのになぜ・・・」なんてミスマッチも多々。
もっと評価するべきだった、声をかけて上げるべきだった、という経営陣や管理職側の責任ももちろんありますが、
- 信頼されているがゆえに任されてコミュニケーションの機会が減る
- 良い意味で介入されることがなくなる
- 良い意味で細かい報告事項に興味を持たれなくなる
など、任されているが故に起こるミスコミュニケーションも存在します。
経営者は孤独なんて良く言いますが、人から何も言われないのって自由で良いなとは思ってしまうのですが、実は自分が何も言われない立場になると案外キツいものです。
だからこそ、役割を明確にしてやるべきことや報告すべきことは何か?を直属の上司と確認して、存在意義のあり方を今一度整理して欲しいのです。
筆者も管理職の立場に上がった際に急に何も言われなくなり、見捨てられたくらいの誤った受け取り方をした経験があり本当に辛かったのですが、1度役割を確認するMTGをしただけで状況が好転したのでぜひ。
事業の推進か、作業者としての役割なのかを明確に
上に続いて役割を確認するという話しなのですが、
- 事業を推進することが仕事か?
- 作業者としてひたすら手を動かすことが仕事か?
ということは、上司、そして自分のスタンスとしてもはっきりさせておきましょう。会社の状況にもよりますが、これを明確にして欲しい理由は自身のキャリアにも繋がってくるためです。
事業を推進することが仕事を求められた場合
事業推進の役割を求めらたら作業をするのはもちろんですが、与えられている役割の中で新たなフローを作ったり効率化をするためにはどうするか?なんて話しを自身の役割として上司に積極的にするべきでしょう。
あなたが役職を上げていきたい、年収を上げていきたいと強く思っているなら尚更です。
作業者として手を動かす仕事を求められた場合
作業者ですから、細かい事業単位のことは気にせず上司に対するアウトプットを出すことを徹底しましょう。
アウトプットも自分の中にある質を求めるのではなく、評価者である上司を軸に考えるといいです。
こだわりはアウトプット量を下げ、結果としてあなたは生産性が悪く質が低い社員になってしまうので、作業者としての役割を全うするのです。
どうしても自分のキャリアの中でプレイヤーとして成り上がりたいわけじゃない、マネジメントサイドにいきたいなんて納得できない人は一度環境を変えることを検討するタイミングだと言えます。
ただし、プレイヤーとしてがっつりやることでマネジメントサイドに行った際に役立つこともたくさん存在することも忘れないでください。
必要とされてないはあり得ない
そもそも論になってしまいますが、一度雇った社員が必要ないなんてことは基本あり得ないです。明らか会社の輪を乱す異常な言動があれば別ですが・・・
手はいくつあっても困らない(少子高齢化)
事業を縮小するフェーズの会社は例外として、売上利益を伸ばそう、新しいお客さんを多く獲得しようなんて会社がほとんどですから、本来手はいくつあっても困らないのです。
特に20代30代の若年層と言われる存在は現代の日本において、自分が認識している異常に希少価値が高く市場全体で重宝されています。
このマップが示す通り、少子高齢化が進みシンプルに人が少ないことが挙げられます。
特に技術の発展で凄まじい速度でIT化、Iot化、DX化、SaaSを使った効率化、AI技術、などなどへの対応が業種を問わず日本企業全体に求めらる中で、学生時代からスマホを通じてデジタルに関わってきたデジタルネイティブ世代は存在だけが価値なのです。
多くの転職サービスのCMをテレビやネットで見る機会が増えていると思いますが、その理由はまさに企業同士が必死に若年層の確保を進めている何よりの証拠だと言えるでしょう。
思い返してみると出演する女優や俳優さんは比較的20代〜30代の人が多くないですか?ターゲットと近い年齢の演者を器用することで、若年層向けへのメッセージとなっているのです。
「自分は必要だ」と言い切るためにやるべきこと
必要とされていない実感があるあなたにやって欲しいことをまとめます。
自分が自分に対して、絶対に必要だと言い切れるくらいには自信を持って仕事をすることが大切ですし、自信がないならつける努力が求められます。
自身が圧倒的に力を発揮できる隙間を見出す
会社の中で自身が圧倒的に力を発揮できる隙間を見つけてください。上司から求められることを100%やることが大前提ですが、常に「人が足りてないところがあれば入ります」「画像制作なら任せてください」なんてスタンスをとっておきましょう。
どんなに成長をしている企業でも、全部の部署や仕事が完璧に回っていることはまずないですから、必ず隙間が存在します。
この足りてないピースを埋めることで存在価値は莫大に大きくなるのでチャンスは常に伺いましょう。
大切なので2回言いますが、大前提は上司に言われたことを100%やることになるので120%を達成するためくらいに抑えて、虎視眈々と隙間を探すのです。
自身がやっている、やってきたことを書き出す
ノートでもエクセルでもワードでも何でもいいです。
自分が今やっている仕事やこれまで経験してきたことをとにかく書き出しましょう。多ければ多いほどいいです。できなかったことは書かなくていいですから、とにかくできることやっていることに特化して書き出すのです。
やって欲しい理由は、「意外に自分色々とやっているんだ」「意外とできているんだ」と、あなた自身があなた自身の存在意義を認識して欲しいためです。
新しいことは0→1なので物事が見えやすいですが、例えば51を52にするような仕事は成長もやりがいもなかなか見えません。
でも見えないだけで確実にやっているし成長してることなんて当たり前にあるのです。それをまず自分自身が気づきやりがいとして継続をするしかありません。
ルーティーン業務はどうしても軽率に見られがちですが、ルーティング業務ほど会社の基盤を支える大事な業務です。
新しい業務は攻め、ルーティング業務は攻め+守り、と大切な役割を担っているので多いに存在価値はあるものなのです。
自身のスキルアップを怠らない
常にスキルアップをしましょう。オンラインサロンや学校に通う必要は全くなく、Youtubeやudemyと言った動画で学べる素材はいっぱいあるし、NEWS PICKS1つ見れば社会のトレンドだってすぐにわかるでしょう。
毎日深夜まで勉強をする必要はないですから、帰ってから10分でも20分、帰宅中の電車内でスマホを使ってでもいいから、スキルアップに繋がることをしてください。
これを声を大にして言いたいのは、年を重ねるにつれ市場の価値は下がり続ける人が多いためです。
先ほど人口ピラミッドの若年層が減っているから若い世代は市場価値があるという話しをしましたが、それは今の話しであり、30も後半に差し掛かると経験やスキルでしか判断されません。市場が急に味方をしてくれなくなるのです。
でも逆に言えば、経験やスキルがある人は当たり前ですが多いに歓迎されるので、コツコツ積み重ねてください。
少し脱線しましたが、スキルアップでできることが多くなれば自然に自信もつくし、役割が広がれば会社の中での存在意義も多くなるのです。
会社の歴史や理念を徹底的に理解する ※意外に重要
少し角度は違うのですが、務める会社の歴史や理念を徹底的に理解することも存在意義を出す方法の1つです。
会社の理念なんて採用面接以来見てないなんて人が多いと思いますが、経営陣が作った理念やビジョンへ共感してついてきてくれる社員ほど心強いものはないです。
これを完璧に自分の中に落とし込めれば自信がつくなんてことはないかもしれませんが、組織への所属意識が高いスタッフほど管理職には評価されやすいです。
所属意識が低い社員は勤怠がちゃんとできない、他責思考、会社の悪口を言うなど。結果を出していてもわざわざ評価をして上に上げたいとは思われないですよね?その点、会社のビジョンを理解して所属意識が高いスタッフは意義を見出してくれやすいと言えます。
必要な人材になり仕事を獲得しよう
これまで職場で自分の存在意義を感じられず困っている人向けに記事を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
自分が思っているほど必要と思われているものだし、自分自身の価値を高めることで自分自身の存在意義をあげることだって可能ということが伝われば幸いです。
上司にも上司の仕事があるように残念ながら1人1人への声掛けは難しいし、細かーいことまでは見えないものなんですよ・・・泣(僕の心の声)
だからこそ、変に自分は存在意義はないなんて思い詰めないで欲しいのです。
ここに書いてきたことは全て自身の経験を通じてのことなので、多くの人が明日の仕事に向かう気持ちが少しでも軽くなってくれたら筆者冥利に尽きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!