- 同僚との差に不安を感じている時点で自責ベースで物事を捉えられていて優秀
- たまたま今の会社では同僚が評価されているだけで、あなたの勝てる場所は必ず存在する
- 勤める会社だけではなく、他社のことなど広い世界を見ることで不安は解消できる
- 職場以外のコミュニティーに所属することで、自分に合った環境に出会いやすい
「同僚が先に出世して焦る…。」「同僚と差が広がり自分は成長していないんじゃないか?」
同じタイミングで入った仲間の出世を喜ぶどころか、差がついていくことに不安でいっぱいでモチベーションが下がってしまうなんてことはあるあるですよね。仲間の存在が急に遠くなって劣等感する感じることだってあるでしょう。
ただ、落ち込んでいる暇はないですし、そもそも落ち込む必要すらありません!
この記事では、仲間と差がついても全く問題ない!あなたが追いつき追い越せるチャンスは十分にある、狭い世界にフォーカスを当てないで広い世界に目を向けると不安はなくなるなんてことを解説していきます。
同僚と差に不安や辛いと感じる時点で価値がある
まず同僚との差を感じて不安、悔しいと思っている時点であなたは優秀だということを筆者は伝えたいです。
みんなが同じタイミングで出世ということがあり得ない中、しっかり感情を持つことができるのは素敵ですし、みんながそう思うわけでもありません。この章では””同僚との差を不安や辛いと感じている時点で価値がある””ということを説明していきます。
他責にせず焦っている時点で優秀
多くの人々は差が生じた瞬間「あの人は特別だから」「あの人は上司に気に入られているから」といったように、自分自身が上に行けなかった理由を外部的な要因に帰してしまいます。
この会社を選んで入ってきたのは自分なのにも関わらず、「会社の年収が低いのは、社長が無能だから、うちの会社は馬鹿だから」などなど、とにかく他責にしがちです。
しかし、あなた自身が同僚の成功に焦りを感じている事実は、仕事や会社の中で起きることに対してそ、自分の問題(自責)として捉えてます。社畜なんて比喩されることはありますが、上にいけばいくほど責任が重くなり、物事を自責で捉えている人ばかりです。
あなたの負けず嫌いな性格はどんな組織においても価値があります。なので、今同僚との差に苦しんでいること自体を、自分の強みとして捉えてください。
全員同じタイミングで出世はまずない
全員が同じタイミングで出世するわけではありません。これはどの会社においても同様です。
入社半年の試用期間を経て正社員登用なんてことは一般的によくありますが、役職(管理職)になるということには、必ずしも明確なタイムラインは存在しません。
会社の管理職の昇進はいわば椅子取りゲームのようなもので、昇進するにつれて椅子の数は減っていき最終的には1つになることもあります。
上のポジションが限られているため、例えば10人同期がいても最初の段階で昇格するのは1人や2人程度で、どこかで差が生じるのは避けられないことです。
もちろん、その椅子を自分が獲得し続けられるのであれば理想的ですが、多くの人が会社員として40年近く働くことを考えると、この椅子取りゲームにずっと勝ち続けることは非常に困難です。
ですから、悔しいと感じる気持ちは大切ですが、自分を過度に責めたり、過度に心配する必要はありません。現時点で不安に感じることなく、自分のキャリアパスを見つめ直す良い機会かもしれません。
現時点で不安に感じなくてもいい理由
現在という点で見れば不安かもしれませんが、長い視点で見れば1つの”点”に過ぎません。
そんな事実を元に、現状差がついているからといって焦らなくてもいいし不安になり過ぎる必要もないということを説明していきます。
続けさえすれば追いつき追い越せるから
最初に述べたいのは、「続ければ自然と役職者にはなれる。追いつき追い越せる可能性がある。」ということです。
確かに現状を見れば同僚との差がついてしまっているかもしれません。しかし、新卒の入社や中途採用が行われるなど、どの組織にも人の流れが存在します。この中で新たに人が加わることばかりが目につきますが、同時に人が離れていくことだってあります。
もちろん、平均年齢が50近いような大手企業では40代以上の人しか管理職にいないことがあり出世が難しい場合もあります。しかし、あなたが勤める会社が、20代後半や30代でも管理職に就ける環境であれば、誠実に続けているいればほぼ間違いなく役職には就けるので、同僚1人に差をつけられたくらいでへこむ必要はありません。
筆者の実体験
筆者の経験を例にすると、筆者が勤める会社は約100人の組織で役職や管理職のポジションは5つ程度しかありません。しかも入社当時、役職者の全ての人がすでに7年〜13年勤めており非常に高い壁がありました。
なかなか上のポジションが空かないものだと絶望していたら、筆者が3年目に1人が辞め、4年目にもう1人が辞め、5年目になると1人が育休に入るなどして、続けているだけでみるみる椅子が空いていきました。そして椅子が空くごとにすっぽりその役職に昇格すると…。
(時間が経つにつれて筆者が成長しているのも一理ある?のかもしれませんが)このように勝手に椅子が空いて自分にチャンスがまわってくるケースも珍しくありません。野球チームやサッカーチームで生え抜き選手がファンやチームからも人気があるように、日本の企業ではまだ勤続年数が長い人が信用されて役職につけるケースも多いのです。
だからこそ、続けていれば、必ず追いつき、追い越せるタイミングがくるものだと地道に続けることが重要です。
見るべきところは同僚じゃなくてよい
次に、「見るべきところはそこではない」という点です。1日の3分の1以上を会社で過ごすため、会社で起こるすべてがあなたの人生のように感じられるかもしれませんがそんなことはありません。
あなたとあなたの同期や同年代の人々を見渡してみるとたくさんの人がいますから、同僚1人や2人に差がついたくらいで悩む必要はないですし、まだまだ視野が狭いです。
目標や夢、例えば「30代で年収800万円以上稼ぎたい」というような希望に対してだけ焦点を当てればよいのです。同僚との今の差と、あなたのなりたい未来は全く関係がありません。
勝てるところで勝てばいいだけ
今、差がついていてもあなたが勝てる場所はきっとあります。
どのような状況でもうまくいく人は存在するもので、出世していった同僚はそう見えるかもしれません。しかし違う会社に入ってもあなたの同僚が上に行くとは限りません。現在勤めている会社では同僚が上に行きましたが、別の会社ではあなたが上に行く可能性だって十二分にあるでしょう。
例えばweb広告業社では出世できなかったが、ブルカラーの建築業社に入ってその中でweb広告を担当したら大いに重宝されるはずです。このように勝ち方やその人の市場価値は環境によって大きく変わりますから、自分が勝てる場所で勝つことが大事で現時点で起きていることだけを見てネガティブに捉える必要はないのです。
【実体験】勝てる場所で勝つこと
筆者の異業種に転職して良かった事例を紹介します。
元々はSEOのコンサルタントとして働いていたので、SEOが詳しいことが当たり前の環境で揉まれていました。しかしEC通販の会社に入社し、そこではSEOを含めたwebマーケティング全般の担当になります。
webマーケティング全般なので守備範囲が拾い先輩が多かったです。逆に言えば広く浅くなので、SEOに特化してきた自分が重宝される機会も増え実際に評価が上がり半年ほどで昇格をします。
このように、何をするか?も大切なので、どこで何をするかがもっと重要です。
同僚との差が不安なあなたが今やるべきこと
差を感じて苦しいことも多々あると思いますが、今やるべきことをしっかりやって、自身の人生を良くしていく他ありません。そこで今やるべきことに関して記載をしていきます。
ライバル視は継続して良い
ここまで、同僚との差を不安に感じる必要ない、もっと拾い世界を見るべきと説明をしてきたので矛盾のように感じてしまうかもしれませんが、実際に目標とすべき人物がいることは自己成長のためには悪いことではありません。
例えば堀江貴文さんや孫正義さんのような人物になりたいと考えても現実的ではありません。そのため、現時点で成果を出している同僚のような人物を一時的に意識することは、目に見える指標になるので具体的で達成可能な目標設定につながります。
ライバル視して追い越そうとする努力は、自己成長において非常に価値がありますので是非続けるといいでしょう。
自分自身の過去と今を比べる
過去の自分と今の自分を比較してください。ライバルである同僚と自分を比較することはもちろん大切なことですし、足りない部分が明らかになれば、それを補うために努力することも重要です。
ただし、過去の自分と今の自分を比較した時に自分が成長していること、新たにできるようになったことがあるかどうかを一度立ち止まって考えてみると、意外と多くのことができるようになっていて多くの成長を遂げていると気づきます。
人と比較してしまうことはよくありますが、特に成果を出している人と自分を比較すると、自分ができていない部分やネガティブな面が浮き彫りになってしまいます。そして、その結果ネガティブな気持ちになりがちです。これでは自己肯定感が次第に低下し気持ちが沈んでしまうと、仕事の成果も出にくくなる悪循環に陥りかねません。
そうならないようにポジティブな点を自分自身で見つけ出し肯定的に捉えることが必要です。根拠のない自信を持つことを批判する声もありますがそれで良いのです。
自分の中でポジティブなポイントを見つけて、たとえ現在負けていたとしても、ポジティブな気持ちで毎日仕事に取り組み、失敗してもそれを成功への過程として捉え、積極的に挑戦し続ければ、必ず成功の機会が訪れます。
だからこそ、自分の強みを見つけ出し、それをポジティブに捉え、ポジティブな気持ちで仕事に臨むことを心がけてください。
外の世界を見るようにする
せっかく入った会社ですから同僚と少し差がついたぐらいですぐに辞める必要はありません。ただ転職サービスを利用して、転職市場でどのような人材が求められているか?他の会社ではどのようなスキルが重宝されているか?などを把握するなど勤める会社以外のことも見ておくといいでしょう。
これは一つの会社で成り上がっていくことも素晴らしいですが、その会社でしか通用しないスキルや知識に偏ってしまうリスクを防ぐ意味もあります。外の世界を見て、常に新しいトレンドをチェックし、自分の市場価値を把握しておくことが大切になります。
すぐ転職する気がなくても、無料でリクルートエージェントに登録しておけば、多くの求人情報を閲覧できます。特にしつこい連絡とかもないので毎日更新される求人を見るだけでよいです。
そこで、仮に「この会社なら入りたい!」なんて興味を持てば、リクルートエージェントであればキャリアカウンセラーとしてプロの転職アドバイザーが無料でヒアリングなどの場を提供してくれます。※土日にオンラインでサクッと面談できてしまいます。
筆者自身も上記のようにリクルートエージェントを利用して転職をし、26歳の時に年収が約200万円アップした経験があります。
びっくりでしたが、自分がいる環境だけに固執せず外の世界を知ることでさまざまなキャリアの可能性を広げることができるのです。
職場以外のコミニティーに所属する
これは外の世界を見ることにも関連していますが、仕事関連のコミュニティに参加して繋がりを増やすことをおすすめします。例えば、マーケティングの勉強会、人事のコミュニティ、SNS業界に携わる人のコミュニティなど、オンラインサロン、リアルなサロン探せばたくさんあります。
こういったコミュニティーの中で繋がりを作って自分が興味を持つ業界や同業界の他社の話しを聞くことで、自分の会社だけでなく業界での自分の立ち位置を把握することができます。
また、副次的なメリットとして将来的に転職を考えた時に新しいチャンスを見つけやすいなんてこともあります。
ヘッドハンティングという言葉がありますが、実際には、同じコミュニティや取引先との飲み会で仲良くなり、「うちに来ないか」と誘われることが多いです。
世間的なイメージのように、ビシッとスーツで決めたお偉いさんに声をかけられ引き抜かれる・・・なんてことは滅多にありません!かなりカジュアルに行われるものです。
近しい言葉にリファラル採用というものがあります。社風にあった人材を自社に採用させることができたら紹介者にボーナスが入る仕組みです。
つまり、同業界や似たような仕事をしているコミュニティに参加していれば、自然とそうした誘いを受ける機会も増えます。だからこそ、職場外のつながりを積極的に増やしていくことが重要です。
広い世界を見て未来を良くしよう
ここまで、そもそも出世する同僚との差を感じることは自責ベースで物事を捉えられていて素敵だということだったり、広い世界を見ることで不安も減らせるなんてことを書いていきましたがいかがだったでしょうか?
文中にもある通り、現在という点で見れば差は歴然で辛いかもしれません。ただ、仕事はこの先もずーっと続いていくし、会社だって、同年代だってたくさんいるのですから、目の前の同僚との差に固執する必要は全くありません!
この記事を通して、1つでも未来に対して希望を与えられたら筆者冥利に尽きます。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。