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【後輩や部下から好かれたい】承認欲求を下に求めたら終わり。本来やるべきことは?

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結論から言うと…
  • 上司からの評価しかキャリアアップには意味がないことを理解する
  • 部下から評価を得るのは食事を奢ったり愚痴を聞くことで得られるので簡単
  • 承認欲求の承認の概念を上司や会社から認められたとき(役割が上がる、年収UP等)と認識すべき

「部下から好かれたり」「後輩から好かれたい」「憧れる上司や先輩になりたい」

昇格をしたり部下ができた際に、一度はこんな思いを抱くことでしょう。テレビのドラマや世間一般的にイメージされるような憧れる存在に誰もがなりたいものです。

ただ、間違った行動を起こすと後輩に好かれる好かれないの前に、あなたのキャリアを自身の手で潰してしまう恐れもあります。

それはあなたのことを評価して、あなたの役職だったり役割を上げてくれるのは、上司であり部下や後輩ではないためです。

上司より部下の方が弱い立場にあるので、下に評価を求めた方がすぐ承認欲求は満たされるものです。そこに甘んじ続けるとかなり厳しいでしょう。

今日はそんな厳しい現実とともに、あなたがキャリアアップするために本来取るべき行動について言及をしていきます。何も部下からは好かれなくて良いなど極端な話しではないのでご安心ください。

目次

評価をするのはいつでも上司という事実を理解する

後輩に好かれたい、評価をされたい人には悲報かもしれませんが、あなたの仕事っぷりを評価するのはいつの時代も上司です。

どんなに後輩に好かれていても上司からの評価がなければ役職も上がらなければ給与も上がることはないという事実をまずは理解をしましょう。

上司が求める役割を徹底的にやるのが仕事

「あなたは上司に何を求められていますか?」

もし即答ができない方は、今日、明日にでも上司自分の役割を確認しに行きましょう。ここでいう役割は

  • 行動目標
  • 数値目標

この2つの軸で正しく言語化してもらうことが重要です。

行動目標ほど見えないから明確にする

例えば行動目標で言えば、以下のようなオーダーがくることが多いでしょう。

  1. 新しく入ってきた社員の教育をしてほしい
  2. 若い社員に数値を負わせる習慣をつけさせてほしい
  3. 売り上げアップのためにチームをまとめて欲しい

ただ、これではまだ抽象的なので、あなた自身は以下のような提案をしてさらに役割を明確にする必要があります。

1)教育の場合は
勉強会の実施の提案や、教育資料を作るといった行動をしていくべきか?

2)数値を負わせる習慣に関して
数値管理シートを作って、毎日朝の10時までに報告をさせる形式で良いか?AさんとBさんに日替わりでやってもらうことで数値を追う環境を作っていけばよいか?

3)チームをまとめる
チームのまとまりは共通の認識や共通のゴールが必要なため、みんなの目標が紐づく共通の目標設定をしてもよいか?

といった具合に、求められた行動目標に対して具体的なアクションを提案して実際に動いていきます。

ここまで明確にするの理由は、やったやらなかったの判断が明確なため、やったのに評価されない、などの認識のずれをなくすためです。

数値目標は誰が見ても明確な目標

数値目標は行動目標に比べて誰でも判断ができるものを用意してもらいましょう。

  • KGI(最終的なゴール)
  • KPI(短期目標)

と言われるものです。売り上げやアクセス数、営業成約数など、確実に数値として出せる目標にしてください。

上司に評価されるための要素がここに集約されているためです。そしてこの数字をしっかり毎週達成しているのか?達成していないのかの報告を上司に対してしましょう。部下にご飯を奢ればお金を失いますが、報告の連絡1つしてもお金は失いません。必ずやりましょう。

※毎週の週次報告の例文※

上司さんへ

お疲れさまです。

4月1週目の週次報告をお送りいたします。
不明点や追加で必要なタスクがございましたらお申し付けください

◆実績

週間目標:100万円
週間実績:89万円
達成率:89%
差異:−12万円

月間目標:400万
月間実績:89万
達成率:22%

◆未達要因

  • 週末の500円クーポンの使用率が目標に対して8割
  • LINEからの流入数が前週比で-15%
  • 商品Aの検索順位が週末1位から3位に下落したため

◆今週達成させるためのタスク

  • LINEの登録者限定クーポンを発行し新規会員を増やす配信をする(配信用画像の作成)
  • 商品Aの検索対策、商品ページのテキスト書き換え
  • 商品Aの検索順位下落の調査→報告からタスクだしまで

◆達成させるための権限や相談

商品Aの検索順位下落を調べたら火曜日の12時までに報告いたしますのでフィードバックいただければ幸いです。

もし、広告費が必要な場合は、費用対効果を算出したのち利用の許可をいただきたいです。

お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

ぜひこのままのフォーマットで数字の部分を変更をして使っていただければ幸いです。

部下からの評価は麻薬だと思うべき

部下からの評価は上司から得る評価に比べて簡単に手に入るものなので麻薬だと思ってください。人間には誰にも承認欲求があるので評価を常に求めることは致し方ないですが、簡単に手に入る部下からの評価で欲を満たすことはほどほどにしてください。

部下からは評価されるけど、本来あなたがやるべきでない例を紹介させてください。

上司の愚痴を聞いてあげる、同情してあげる

「あの人は全然現場のことわからないからダメだよね」

なんて後輩や部下の意見に耳を傾けて同情してあげてませんか?

「〇〇さん(あなた)は、後輩の意見にも耳を傾けてくれて良い上司」

なんて思われて承認欲求を勝手に満たしているかもしれませんが絶対に辞めてください。

前述した通り、あなたの評価者は上司です。その上司を下げるような発言を聞き同情をしている時点でどうでしょうか?

評価を求めなくてはいけない立場なのに裏でコソコソ悪口を言っているような人間を気持ちよく思わないでしょうし、バレないとしてもあなた自身の意識が低すぎます。

後輩に奢って優越感を得る機会を減らすべき

飲み会の席で飲食代を多く出して「ご馳走さまでした」「〇〇さんに追いていきます!」なんて言葉で、承認欲求を満たす行為も絶対にダメです。

何も飲み会で奢ったり多く出すことに関しては全く否定しませんし、ケチるよりは全然良い行動だと思います。

ただ、この行為を繰り返すことで承認欲求を満たしてしまうと、あなた自身があなたの首を閉めるだけです。頻度などには十分気をつけましょう。

また飲み会などお酒の入る席では上司への愚痴や会社への愚痴が出やすい場所です。

前の話しに戻りますが、あなたの評価者は上司であり会社の業績ありきです。この看板を磨くことがあなたの仕事なので、酒の席で部下の評価を得たいがあまりに会社の看板や上司の株を下げる必要がありますか?

絶対的にないでしょう。キャリアアップを目標にするなら目の前の「ご馳走様」をもらった時の承認より、結果を出したときに上司や会社からもらえる評価こそ承認と認識をしましょう。

好きな人から好かれる時の承認は満たされますが、好きでもない人から好かれても満たされないよう、承認されるという概念を部下から上司に変えるのです。

部下に評価を求めても業績は変わらない

上記で挙げた例は極端だったかもしれませんが、愚痴に共感しても業績を伸びないし、飲み会でお金を多く出しても上司の評価は上がらないものです。

にも関わらずあなたは部下に評価を獲得しにいく理由は、自身の承認欲求を満たすためでしかありません。悲しいですがこの事実を認め理解しなくてはいけないです。

【実体験】評価を求める人を間違った人の例

筆者が務める会社でも、上司ではなく部下や後輩に評価を求めた挙句、役職や給与がどんどん下がってしまった人がいたので参考までにその方の間違ってしまった行動例を紹介します。

部下からの信頼を得るため良く飲みに行った

部下からの信用を得るため彼女は良く部下を連れて飲みに行くケースが多かったです。

ただ、お酒が飲めず同席できない社員からは「お酒が飲める一部の人が贔屓されてないか?」などの不信感を持たれます。

お酒が飲める飲めないの仕事とは全く関係ないところで部下間で派閥のようなものができてしまい、そもそもチームワークを良くするために飲みに行っていたのに実際は逆の報告に…。その後、チームは結果が全く出ず解散を余儀なくされました。

会社組織は上司より部下(一般スタッフ層)の方が圧倒的に多いですから、部下から評価を得ようとする弊害が多く起こります。そういった意味でも自分の直属の上司1人が求める行動を取り続ける方が業務に集中でき結果が出やすいです。

直属の上司ではなく外部からの承認を重視した

上司の評価を得るのは数字、結果とかなり大変なものなので、彼女は部下や外部へ承認される動きをしました。

「〇〇で結果を出しているAさんがこう言ってました」
「お世話になっている〇〇さんの会社ではこれをやって成功しているので、こっちでいきます」

などなど。

本来は直属の上司の求める役割をするべきなのですが、主語が会社には関係のない彼女に都合がよい人の意見のために上司が求めていることと、彼女自身がやっていることに還りが生まれるようになり

「あいつ何の仕事しているんだ?」
「なんて言ったことをやらないんだろう?期限すら守れないのだろう?」

なんてレッテルを貼られてしまいました。彼女自身は手は動かしているので、

「自分は他社の成功例に沿ってこれだけ頑張っているのに、なんで評価をされないのだろう?」

なんて自信の評価と幹部の評価が全く一致せず、腑に落ちない形で降格を余儀されます。

少し脱線して部下や後輩ではなく外部の人からの承認を求めた例を挙げさせていただきました。

上司から承認されることを、仕事のやりがいにすべき

部下や後輩に好かれたいがあまり、そこから評価されることで承認欲求を満たしてはいけない、という話しを実体験を交えて説明してきましたがいかがだったでしょうか?

文中でも散々言っていますが、あなたの評価者は直属の上司であり、ここの承認されることが仕事をする上では一番でなくてはいけないです。そこに評価、承認をされて初めて役職なり年収のアップが見込めまるためです。

キャリアアップを目指していく上では必ず不可欠な要素なので、簡単に得られる後輩からの評価されて承認欲求を満たしている場合ではないのです。

何も一緒に飲み行くな!話すな!優しくするな!なんてことを言っているわけではないので、そこはご了承ください。

この記事を見て1人でも多くの人が、キャリアアップの何かヒントとして、記憶の片隅にでも残してくれたら筆者冥利に尽きます。

厳しいことを書いてきましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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