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【中途入社で馴染めるか心配】不安を吹き飛ばす!転職経験者直伝9つの立ち回り術

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この記事を要約すると…
  • 中途採用で入社したら、挨拶を徹底し、前職の知識をギブの精神で惜しみなく共有しよう
  • 毎朝上司に日程を共有し、定期的に業務のフィードバックを自ら求める姿勢が重要
  • わからないことは「ボーナス期間」と割り切ってすぐに質問し、会議では積極的に発言する
  • 勉強会には内容を知っていても参加し、バックオフィスの人との関係も大切にする
  • 最初の数週間の立ち回りが、その後の会社での評価や居場所を大きく左右する

「中途入社したばかりで、周りに馴染めるか不安…」「これから中途採用で入社するけれど、どう振る舞えばいいのだろう?」

こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?新しい環境に飛び込むことは、どんなキャリアの持ち主でも緊張するものです。

この記事を書いている筆者もまさに直近でそんな経験をした張本人で、記事を書いている今現在入社2ヶ月がたったというところです。

創業20年ほどの100人規模のベンチャー企業から、従業員4000人規模売上も200倍ほどの大きなメガベンチャーへ転職の転職で不安だったものの、自分で言うのも恥ずかしい話しですがかなり馴染めています。

なぜ短期間で組織に溶け込めたのか?

この記事では、私自身が中途採用者として実践し良かったと感じる9つのポイントをお伝えします。明日から使える具体的なアクションばかりなので、これから中途入社を控える方や、入社したばかりで不安を感じている方のお役に立てれば幸いです。

目次

挨拶は徹底的にすべき

当たり前のことですが、挨拶をされて嫌な気持ちになる人はいません。大きい会社では隣の部署が別会社のような関係性であったり、お互いの名前すら知らないような状況もあります。そんな中で新入社員として入社したとき、誰が誰だか分からず、同じ部署なのか違う部署なのかも判断できないことが多いでしょう。

そのため、席が近い人には全員に「今日から入った〇〇です」と挨拶するのがベストです。違う部署の方だとしても、挨拶することでマイナスに働くことは100%ありません。入社後の最初の1週間ほどは、積極的に挨拶をしましょう。

筆者の経験では、顔と名前が一致せず同じ人に2回挨拶しに行ってしまったこともありました。しかし、「あ、2回目ですよ」と言われても、笑いで済むだけで評価が下がることはありません。また、帰るときは大きな声で「お疲れ様です」と全員に言うようにしましょう。

挨拶は、新入社員が最初にすべきことの中で最も重要です。他に何をすべきか迷ったとしても、挨拶だけは徹底的に行うべきです。

とにかくギブの精神で与えまくる

中途採用された時点で、会社からは少なからず期待されています。この期待は将来の部長候補や幹部候補としての期待だけでなく、即戦力として活躍できるという期待です。わざわざ戦力にならない人を採用する会社はないからです。

入社したばかりの時期は、前職での経験や知識がまだ鮮明に記憶に残っています。そのため、新しい職場に対して与えられることが必ずあるのです。「前の会社ではこういうことをやっていました」「このようなツールを使って分析していました」など、自分の経験を共有しましょう。

筆者の場合、通販会社から別の通販会社へ転職した際、前職で使用していたシートやアクセス分析ツールについての情報を積極的に共有しました。ツールは一つではなく様々な選択肢があるため、「こちらの方が使い勝手がいい」「売上が上がった時はこういうことがあった」など、情報を惜しみなく発信し続けることが大切です。

驚くことに、そうした情報発信を続けていると、チームや事業部に不足している情報がハマるタイミングが訪れます。筆者は入社から2週間も経たないうちに、チーム向けの勉強会の講師を任されました。立場的に上の人たちもいる中での勉強会でしたが、これにより信用を早く得ることができました。

中途採用者は最初は信用や信頼がまだ薄いものですが、ギブの精神で臨むと相手からの信用を早く獲得できます。勉強会の講師を務めることでリスペクトも得られ、その後の仕事のスタンスや立ち回りが楽になります。

だから出し惜しみせず、自分の専売特許だからと隠すのではなく、持っている知識や経験をすべてチームや会社に与えるようにしましょう。アウトプットし、ギブの精神で与えまくることが重要です。

毎朝直属の上司に日程を共有する

毎朝、直属の上司に自分のやるべきことリストをメールやSlack、Chatworkなどのツールでまとめて送りましょう。ミーティングの予定数やこなすタスク、ざっくりとした所要時間も含めて共有するのが良いでしょう。

入社後の2〜3週間は、急に多くの仕事を任されることは少ないものです。そのため、自分から計画を明確にして伝えることが重要になります。上司の立場からすると、新しい人材を採用する背景には、必ずしもポジティブな理由だけではなく、前任者が退職したための後任探しという場合も多いのです。

会社としての受け入れ体制が整っていたとしても、直属の上司が転職者を受け入れた経験が豊富とは限りません。だからこそ、先のギブの精神と同様に、上司の指示を待つのではなく、「今日はこういう仕事をします」と自分から発信していくことが大切です。

そうすることで上司も「この人にはこういう仕事を振ろう」「今日はこれをやるんだな」と把握でき、「リスペクトがある人だ」「真面目な人だ」と思ってもらえます。毎朝連絡することで信用を獲得できるので、これは誰もが必ず実践すべきことです。

業務のフィードバックの機会を自ら設定する

入社から1週間後、2週間後、1ヶ月後といったタイミングで、業務のフィードバックの機会を自ら設定しましょう。入社してからは様々な情報をキャッチアップしたり、いろいろな人から仕事を頼まれたりと、業務が徐々に増えていくものです。

そうした中で、知らないがゆえに「ずれ」が生じることがあります。例えば、あなたが直属の上司Aさんの部下だとしても、業務を進める中で別のチームのBさんやCさんと関わるようになり、立場が上のBさんから指示を受けて業務をこなすことがあるかもしれません。

Bさんも上の立場の人なので、言われた仕事をやろうという気持ちになりますが、基本的には直属の上司であるAさんからの指示のもとで動くべきです。これはBさんの業務をやらなくていいということではありませんが、チームをまたぐことでAさんの評価を下げてしまうと、あなた自身にもプラスになりません。

そうした齟齬を防ぐためにも、入社1週間後には業務報告を行い、「こんなことをやっています」「Bさんにこういうことを頼まれたので着手しようと思います」などと報告し、1ヶ月後にもまとめて報告しましょう。さらに「他に頼みたい業務があれば言ってください」と仕事の受け入れスタンスを示すことが大切です。

組織図を徹底的に頭に入れる

多くの会社では組織図やチームの担当分け表、役職がまとまった資料が基本的に存在します。上司に媚を売るためではなく、仕事をスムーズに進めていく上で、どのようなチームがあるか、誰が何を担当しているか、役職は何かを理解することは意外に重要です。

例えば、見た目が若く気軽に話しかけてみたら、実は役職が上の人だったというようなケースはIT業界ではよくあることです。こうした状況を防ぐ意味でも、また会社の組織を理解するという意味でも、組織図は徹底的に読み込んで頭に入れておくと良いでしょう。

わからないことは速攻聞く

入社後の最初の1ヶ月ほどは「ボーナス期間」だと考え、わからないと思ったらとにかく質問しましょう。もちろん資料はあるでしょうが、そもそも資料がどこにあるのかもわからないことが多いですし、探し方もわからないことがあります。

これはやむを得ないことなので、わからないことがあれば「ボーナス期間だから大丈夫」と割り切って、すぐに質問するようにしましょう。

とにかく発言をする

入社したばかりの頃は、様々な場所に紹介してもらったり、ミーティングに参加させてもらう機会があります。そこで「最初だから何もわからないので情報のキャッチアップだけします」というスタンスでも特に怒られることはありませんし、それが目的の一つでもあります。

しかし、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後のことを考えれば、積極的に発言することが大切です。「すみません、最初なので的外れな質問かもしれませんが、これはこういうことでしょうか」といった質問でも構いません。ミーティングに参加していても「ただ聞くだけの人」ではなく、発言する人の方が今後も発言を振られる機会が増え、組織において重宝されます。

組織内での立ち位置は最初の印象が非常に重要で、質問することは意欲があると見られがちです。恥ずかしがらずに積極的に発言するようにしましょう。

また、上司に「このデザインの会議に出てもいいですか」「週次ミーティングで数字を把握したいので参加させてください」と言って、自分が今後関わりそうなミーティングの情報をキャッチアップするのも良いでしょう。上司や同僚のカレンダーが見られる環境なら、自分が関わりそうな会議を探して参加をお願いするのも効果的です。

入社したばかりの時期は、いかに自分から前に出るかが大切です。ミーティングに参加するのにコストはかかりませんし、最初の1〜2週間は発言がなくても怒られることはありません。まずは顔を売る意味でも参加し、「情報のキャッチアップをしたいので参加させてください」と積極的に参加するのが良いでしょう。

筆者自身も実践していることですが、様々な会議に参加し、時には「これに出てもいいですか」と聞いて偉い人の会議にも参加させてもらうことがあります。そうすることで、通常は役職者でないと聞けないような話を聞くことができ、業務がスムーズに進むことも多いのです。

会社が実際に目指していることを知り、それに合わせて自分の動きを調整したり、役職者だけの会議に参加することで自然と役職候補になれることもあります。積極的に会議に参加して顔を売ることを心がけましょう。

勉強会などは全部参加する

社内で開催される勉強会には積極的に参加しましょう。自分がすでに理解している内容であれば参加しなくても良いと思うかもしれませんが、入社したばかりの時期は出席した方が良いでしょう。

これは姿勢の問題です。「すでに理解しているから参加しない」「早く仕事を進めたいから参加しない」という考えも理解できますし、間違っているわけではありません。しかし、特に入社初期は、仕事ができるかどうかよりも、「この人はやる気がある人なのか」「コミュニケーションが取れる人なのか」といった点が周囲から見られています。

つまり、勉強会で何かを学ぶために参加するというよりも、「自分にやる気がある」という姿勢を周囲に示すという意味で参加することが重要なのです。

バックオフィスの人と仲良くする

これは余談のように思えるかもしれませんが、バックオフィスの人と仲良くすることも大切です。入社時は人事部の人が採用面接などで関わり、入社後は現場の人がメインになるため、バックオフィス部門(経理、法務、人事、総務など)の人々との関わりが少なくなりがちです。

バックオフィスの方々との関わりが少ないからといって、コミュニケーションをおろそかにしがちです。実際に同僚ではないし、売上を上げる業務で一緒に働くこともなく、自分を評価する上司でもないため、何か頼まれても「いいや」と思ってしまいがちです。

しかし、バックオフィスは会社において非常に重要な役割を果たしています。売上を直接上げるポジションではないためないがしろにされがちですが、逆に言えば、デザイナーがデザインだけに、営業が営業だけに集中できる環境があるのは、バックオフィスの人々がいるからこそなのです。

筆者自身も小さな会社を運営した経験がありますが、契約書の確認や備品の管理、税金計算や給与支払いの手続き、取引先との金銭のやり取りなど、実際の業務の半分ほどがこうした「雑務」になることもあります。しかしこれらをバックオフィスの人々が担当してくれるからこそ、私たちはコア業務に集中できるのです。

バックオフィスの人々との関わりは少ないかもしれませんが、関わる機会があれば大切にし、良好な関係を築くことが重要です。特にキャリアが進み、より上の立場になるほど、人事や経理との関わりが増えていきます。そうしたときにバックオフィスの人々とスムーズにコミュニケーションが取れることは、組織や経営において非常に重要です。

売上を上げる人が偉く見られがちですが、会社のお金を管理しているのは経理です。経営という視点では、バックオフィス(総務、経理、人事)は非常に重要な役割を担っているのです。将来的に上の立場に行く可能性を考えれば、バックオフィスの人々を大切にし、良好なコミュニケーションを心がけるべきでしょう。

まとめ:最初の一歩が、その後の道のりを決める

いかがでしたか?中途採用で入った会社での最初の立ち回り方について、私の実体験を元に9つのポイントをお伝えしてきました。

転職という大きな決断をして新しい環境に飛び込んだあなたには、きっと期待と不安が入り混じっていることでしょう。「本当にうまくやっていけるだろうか」「周囲に認めてもらえるだろうか」という思いを抱えながらの新生活のスタートは、誰しも緊張するものです。

しかし、最初の数週間、数ヶ月の過ごし方が、その後の会社生活を大きく左右します。挨拶を徹底し、前職での知識や経験を惜しみなく共有し、積極的に発言する。こうした小さな行動の積み重ねが、あなたへの信頼を構築していくのです。

私自身、大きな環境変化の中で最初は不安だらけでした。しかし、記事でご紹介したようなポイントを意識することで、予想以上に早く新しい環境に馴染むことができました。「とにかく前に出る」「与えることから始める」という姿勢が、結果的には自分自身の居場所を作ることにつながったのです。

あなたが持っている知識や経験、スキルは、新しい組織にとって間違いなく価値のある宝物です。臆することなく、ぜひ自分の持ち味を発揮してください。そして、わからないことは素直に質問し、組織の一員として着実に関係性を築いていってください。

この記事が、これから新しい一歩を踏み出す方や、入社したばかりで不安を感じている方の道しるべになれば幸いです。あなたの新しいチャレンジが実り多きものになることを、心より願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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