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【職場のメンヘラ同僚】ストレスなく対処するコツは話しを脱線させないことにあり

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この記事を要約すると…
  • メンヘラは職場環境が作り出してしまっている事実は忘れてはいけない
  • メンヘラは私情が入りがちなので相談する前に結論を持って来させる
  • 1人メンヘラが発生すると、伝染して増える可能性があるため注意
  • 数値がメインの週次報告や月次報告などを細かくさせ、事実ベースで物事をフィードバックする練習をさせる

「職場にメンヘラな子がいて時間を奪われがち」「メンヘラな同僚が目障り」

職場のメンヘラ社員のせいで、こんな思いで毎日仕事をしていませんか?どの環境にも、このメンヘラ気質な人…1人はいますよね。

筆者が働く会社にも元々複数人いては、伝染病かのようにどんどんメンヘラチックな人が増えていきました。不思議なものです。

今日はそんなメンヘラの対処方法や関わり方について詳しく説明をしていきます。

目次

メンヘラは環境が作り出すことを忘れない

一つ目のポイントは、「メンタルヘルスの問題は環境によって形成されることを忘れてはならない」ということです。

メンタルヘルスの問題を抱える人々には個人の問題も存在しますが、その問題を悪化させてしまうのはしばしばその人が置かれている環境にあります。

多くの場合メンタルヘルスの問題を抱える人々は、過度に注意を求めると見なされがちですが、実際には彼らの話を聞いてくれる人がいるからこそ、彼らは自分の話を共有しようとします。

そして、その結果、彼らは話を聞いてくれる人に依存してしまいメンヘラ状態になってしまうのです。

したがって、「話を聞かなければいい」というわけではありませんし、「聞いてくれる人であると思われなければいい」というわけでもありません。メンタルヘルスの問題を抱える人は、必ずしもすべての人に対してそのような態度をとるわけではありません。

彼らにはさまざまな側面があり、友人の間では頼りにされる存在かもしれませんし、恋人の前では異なる態度を取るかもしれません。そのため、彼らが特定の環境、例えばこの場合は職場環境において、メンタルヘルスの問題を表出させないように努めることが重要です。

メンヘラへの対処方法

相談ではなく結論を持って来させる

最初のポイントは、相談ではなく、結論を持ってこさせるようにすることです。これは上司や同僚に限らず、一貫した対応が必要です。メンタルヘルスの問題を抱える人は、相談を持ちかける傾向があるかもしれません。彼らは注意を引きたいと考え、自分で解決策を見つけられないために、仕事中に相談事を持ち込むことが多いのです。

そして、彼らは相談を始めると、本来の目的から外れてしまい、結論に至らなくなることが多いです。相談をすること自体は悪いことではありませんが、まずは自分なりの結論を持ってから質問に来てほしいというのが、望ましい対応です。

これは上司と部下の関係では特に明白ですが、同僚同士の関係でも、同様の対応を取る必要があります。「これをこうしたらどうかな?」という相談に対しても、相談者が少なくとも「どちらが良いか」という自己の見解を持ってくることを期待するべきです。

たとえば、「私はこれが良いと思うのですが、実行すべきか、または予算をどちらに割り当てるべきか決めかねています。だから相談に来ました」というように、自分なりの結論を持って相談に来ることを奨励しましょう。相談に乗ることは重要ですが、相談者自身にも自己の見解を形成してもらうことが大切です。

「プライベートを仕事に持ち込むな」と注意をする

二つ目の重要なポイントは、プライベートな問題を職場に持ち込まないよう、明確に指導することです。メンタルヘルスの問題を抱える方々は、しばしば個人的な問題や不運な状況を職場に持ち込む傾向があります。

実際、個人的な問題は仕事には直接関係ないものです。そのため、もし態度に問題がある場合は、「これは仕事の場です」と注意し、「プライベートと業務は区別しましょう」と伝えるべきです。

この指導は、上司と部下の関係に限らず、同僚間でも行うべきです。ただし、注意する際には、「大丈夫ですか?」と気遣いを示すことも大切です。

ただし、心配をすることが常態化している場合は、申し訳ないが、「今は仕事をしなければならないので、何があっても集中しましょう。周囲にも悪影響を及ぼしますから、適切に行動してほしい」と伝えることが重要です。個人的な問題を心配することは許されますが、その心配が職場の業務に影響を及ぼす場合は、適切な対応を促すべきです。

感情的ではなく事実に基づいた指摘をする

冷静かつ淡々と話を聞き、事実に基づいて指摘をすることの重要性です。これまでの議論で「メンタルヘルスの問題を抱える人々は、他人からの反応を求める傾向がある」と触れてきましたが、その反応を得ることが、彼らの行動を促しているわけです。したがって、反応を控えめにしたり、冷静かつ淡々と事実に基づいて指摘することは、彼らにとっては魅力的ではなく、結果的に問題行動が減少する傾向にあります。

そのため、仕事やその他の相談事が私生活の話題に逸れたとしても、冷静に聞き、間違いや改善すべき点があれば、事実に基づいて指摘することが大切です。

例えば、仕事の相談が売上や各自の目標に関連する場合、話が企業への不満や人間関係の愚痴に流れがちです。そうしたときは、話を数値や具体的な事実に基づくものに戻すことが重要です。

数値は事実として明確であり、そのような具体的な基準に話を戻すことで、根拠のない不満や、個人では変えられない環境についての話に時間を費やすことなく、問題解決に向けての具体的な行動を促すことができます。これは、冷静に事実に基づいて話を聞き、相手に指摘をすることが極めて重要であるということを意味します。

話しが脱線しそうになったら指摘をする

四つ目のポイントは、話が脱線しそうであれば指摘してあげることです。

話を聞いてほしいという願望が強いため、一度話し始めると、「仕事の相談なのですが」と切り出しても、徐々に自分の思いや日常の不満が次々に出てきやすいものです。

例えば、「広告予算の件で相談があります」と話が始まった場合、広告予算の話題以外には踏み込まないようお願いします。これは相手を無視することを意味するわけではなく、話が脱線することを未然に防ぐためです。話が長くなる人には、一度関わると止まらないという癖があるため、ポイントを絞った結論を先に出してもらうことが大切です。

もし話が自分の思いや私情に偏り始めたら、「話が脱線していますよ。広告予算の話でしたよね?」と指摘し、本題に戻してあげることが効果的です。

メンヘラが周囲に悪影響を及ぼす前にすること

メンヘラが集約影響を及ぼす前にすることです。とにかくメンヘラっていう存在を会社内で許してしまうとどんどんどんどん周囲まで悪影響を及ぼすことになります。なので絶対にもう今すぐ辞めさせるべきです。

実際に筆者が経験したメンヘラが1人会社にいることによって、会社内に起こる弊害についてここで話をしていきます。

ネガティブな発言をOKという風潮をなくす

まず、一つ目のポイントは、ネガティブな発言を許容する環境が設定されていることが問題であるという認識です。会社の不満や愚痴が出た場合、すぐにそのような話をやめさせることが重要です。

筆者自身も実際に体験していますが、愚痴を言う人がいると、特にその話を上司が聞き始めると、「この会社では愚痴を言っても良い」とか「相談に乗ってくれる」という印象を他の社員が持ち始めます。最初は話を聞いてくれる良い上司がいると感じるかもしれませんが、話を聞く人がいることで、次第に愚痴が増えていくことになります。

愚痴はどんな環境でも、どんな状況でも人々が持っているものです。どれだけ良い会社で働いていても、どれだけ良い給料をもらっていても、「隣の芝は青い」と感じる瞬間はあります。他の会社と比較して、自分の会社の条件が悪く感じることは、どんな環境においても避けられないことです。だから、愚痴は必要に応じていくらでも出るものです。

そのため、愚痴が言える環境は、愚痴が出やすい環境であると言えます。逆に、愚痴が言えない環境であれば、愚痴はなかなか出ません。なぜなら、発言できないから具体化する必要がないからです。

したがって、ネガティブな発言が許容される環境であると思われないようにしてください。そして、愚痴を言う人が現れたら、その動きを早期に抑制しましょう。会社の愚痴は、会社の中では絶対に言ってはいけないことを明確にしてください。

プライベートな話題は管理できないため、一概に禁止することはできませんが、会社の人の前では、少なくとも会社の愚痴を言わないようにする心構えを促すことが大切です。

数字ベースの報告を週次、月次でさせる

続いて、二つ目のポイントは、事実ベースでの報告を細かく行うことの重要性です。

特に、メンタルヘルスの問題を抱える人は相談事項が多く、自身の感情や気持ちを前面に出しやすい傾向があります。感情は重要ですが、会社組織内での作業では、与えられた役割とそれに関連する具体的なデータや事実に基づく報告が求められます。

実際の対策として、週に一度の週次報告と月に一度の月次報告を実施します。これにより、毎月最低でも5回の事実ベースの報告機会が設けられます。

たとえば、「この目標に対して現在の進捗は80%で、目標の100%達成のために不足している20%をどのように埋めるか」という具体的なアクションプランを立てます。また、「現在の目標達成率が50%に過ぎない場合、残りの50%をどのように補うか」という計画を立てる必要があります。

数字と具体的な行動計画に基づく報告を通じて、事実に基づいた思考やコミュニケーションの訓練を行うことが大切です。

このアプローチは、メンタルヘルスの問題を抱える部下や同僚だけでなく、全ての従業員にとって有効です。会社に対する不満が多く出がちな状況でも、自分自身の状況を事実に基づいて把握し、不足している部分をどう埋めるかを考えることが重要です。感情ではなく、事実に基づく報告を行い、それに対して責任を持つ環境を整えることが、組織全体にとって重要です。

仕事に熱中させる

最終的なポイントは、仕事に熱中させることの重要性です。よく言われるように、暇な人ほどよく人の文句を言い、メンタルヘルスの問題を抱えやすい傾向にあります。

逆に、熱中できる何かがあれば、社内でのメンタルヘルス問題はある程度改善されると筆者は考えています。そのため、仕事に熱中させることが大切です。事実ベースで細かく報告させ、達成度が低下した場合はその差を埋めるための努力をするタスクを与えましょう。

仕事がマンネリ化している場合は、新しい役割を与え、その役割が果たされたら適切に評価してあげましょう。これが仕事に熱中させる最良の方法であると考えています。プライベートの出来事を会社に持ち込む人もいますが、これは仕事とは一切関係ありません。家庭環境が良くないから、給料が高いか安いかは決まらず、特別扱いする必要はありません。

例えば、恋人に別れを告げられたことで今日はやる気が出ないという日は誰にでもあります。しかし、それを理由に仕事をしなくて良いとはなりません。給料を支払っている以上、仕事をする必要があります。

たとえ自分がコンビニの店長であり、学生のアルバイトが恋人に別れを告げられたとして「今日はやる気が出ないのでレジに立たなくても良いですか?」と言われた場合、ただ休むことは許されません。その時間も時給が発生するため、仕事をしないという選択は許されないのです。

このような現実をしっかりと理解し、仕事に熱中することの重要性を自覚させることが重要です。

メンヘラが生まれない環境作りを心がけよう

職場のメンヘラ同僚問題について書いていきましたがいかがだったでしょうか?

1人でもメンヘラが生まれてしまうと、とにかく2人目、3人目と増えていくものなので、「あの人メンヘラだよな〜」と特定の個人を笑いものにする前にすぐさま対処をしましょう。

メンヘラ気質だな…と思った瞬間から、自分の振る舞い方を見直し、知らぬ知らぬのうちに相手の話しを聞きすぎてないか?仕事と関係ないようなことまで反応してしまってないか?などなど、自分に焦点を当てて依存されないようにしましょう。とにかく最初が肝心です。

人に少しでも良い人と思われがたいために行ったあなたの行動が実はメンヘラを製造してしまう可能性があることを忘れないでください。

この記事を通して、メンヘラに対しての関わり方や対処法が1つでも伝わり、平和な職場環境作りのヒントになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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