- 仕事を振られる状況はチャンスである
- 仮に嫌がらせやパワハラの要素があれば環境を変えるべき
- あなたは性格が圧倒的にいい証拠
- 役割の多さや経験は転職時に圧倒的に役立つ
- 役割が狭い(暇)な方が忙しいよりリスクが高い
「自分だけ仕事量が多い」「自分だけ残業ばかり」「同僚と給料は同じなのに不公平」
この記事にたどりついてくれた方は、おそらくこんな感情を抱きながら毎日の業務をこなしていることでしょう。
結論から申し上げると、仕事をいっぱい振られる状況というのはチャンスな要素がたくさんあります。今は辛いかもしれませんが、数年後の未来の自分が今の自分に感謝する可能性が非常に高いです。
これは筆者の経験からも明らかなことなので、チャンスである理由や実際のキャリアアップに役に経った話を実体験も交えつつ説明をしていきます。
※仮に嫌がらせやパワハラの一部として”仕事が不平等に多い”なんて状況であればすぐにでも環境を変えてください。陰湿度が高いものであれば労働監督署への相談して対処してもらうことを考えしょう。
【大前提】あなたの性格が良い証拠
まず大前提の話しをしますが、仕事を多く振られ得る人は性格が圧倒的に良いと言いきれます。文句を言わずに仕事を受け止め、淡々とこなすがゆえに選ばれています。
ここにはスキルセットなども考慮されますが、いくらスキルが高くても”仕事を頼みづらい” “頼んだ仕事をやらない”なんて人には絶対仕事が来ませんから、仕事が振られやすい人ほど性格の良さは保証されているでしょう。
あなたの性格が良い証拠でもあるので、この点は自分に自信を持って良い要素です。
- スキルセットが整っている
- 期待した結果を出せる人材
- 文句を言わない人
- シンプルに性格がよい
- 頼みやすい
- 良い加減なことはしない
仕事の多さがチャンスである理由
仕事の責任範囲が広く、役割が多いことはとにかくポジティブな要素に溢れています。
体を壊すほど残業があったり疲弊する状態までいくのは避けて欲しいですが、自分の中の不平不満ベースで収まっている人であれば以下のポジティブな点を意識してください。
評価が得やすい(打席数が多い)
仕事量、役割の広さゆえに評価がされやすいというのがまず1つです。やる範囲が広いからこそそつなくやりこなすだけでそれなりの評価がされるでしょう。
ただ、もっと意識して欲しいのは打席数が多い分成功する確率が増えるということです。仕事が多いということは他人よりもアウトプットが多くなります。
アウトプットした結果として失敗と成功があり、ユニクロの柳井さんが1勝9敗というように、うまくいかないことの方が多いでしょう。
ただ、仕事の役割が狭く3回しかアウトプットできない人、仕事の役割が広く20回アウトプットできる。
どちらが多くの成功体験を詰める可能性を持っているでしょうか?答えは後者の20回アウトプットした人だと思います。
前述した通りうまくいかないことがほとんどなので、現実は失敗の数より成功した数の方がインパクトがでかいものです。
その点、アウトプット数が多い人は打席数に多く立てるので、成功を埋む回数をたくさん秘めています。つまり人よりたくさんのチャンスが今あなたに自身にあるのです。
ここで忘れてはいけないことは、評価というのは今日明日でされるものではないこと。昇給1年に1回、2回のところがほとんどだと思うので、そこで上がることを目的とするのが良いです。
今日明日という視点だとだいぶしんどく疲弊するので、まずはチャンスを活かしアウトプットをたくさんすることを心がけましょう。
転職時のネタにつきない
たくさんの業務に携わった経験は自身のキャリアの資産のようなものです。職務経歴書を転職の際に書きますが、たくさんのことに関わってきた人ほどたくさんのことを書けます。
いっぱい書くことが目的の書面ではないですが、今までやってきたことやそこでつけてきたスキル、面接時にも職務履歴書を紐解くような形で質問がくるので、いっぱい話せるネタがあるのは強みです。
役割が多く評価された筆者の事例
ここからは筆者の実体験になるのんですが、26歳の時に初めて就職をしました。
それまでのキャリアは主にフリーランスとして働いていたので、「生活費をちゃんと稼ごう」という思いで結構幅広く仕事をしてきました。
webのキャリアやライフスタイルも込み込みなのですが、
- ライター
- SEOコンサルタント
- 画像制作
- SNS広告の運用経理
- 物販
- 不動産の営業
- 転職会社や高齢者向け事業web集客サポート
- アフィリエイト(サプリ、キャリア、金融etc)
- 海外移住経験
- 起業経験
- 会社の創業メンバー経験
統一性もなくごっちゃなのですが、とにかくたくさんのことをやってきたが故に、たくさんのことを初めての就職活動の際に話せました。
別の記事でも詳しくキャリアのことは書いてますが、結果として初めての就職で就業経験にもないにも関わらず、同年代の平均年収以上で会社に就職することができました。
今や時代の流れも早くなり、1つの特化した能力も大事ですが、とにかく柔軟に対応できる人材の確保に企業側は勤めています。
特にこの辺の臨機応変に対応できる能力は、少子高齢化の日本においては20代や30代だからこそ染まりきってなく重宝される能力なので、たくさんの役割を担った経験が評価されるのです。
仕事がないことのリスク
少し趣旨が変わるのですが、あなたは真逆の比較対象として仕事がない状況について考えたことがありますか?
この仕事がない状況を真剣に考えると、以外にも仕事があり溢れるくらいある状況がポジティブに感じられるかもしれませなん。
給与や役職が上がる確率がまず低い
上部でアウトプットの数(打席数)について話しをしていきたと思いますが、仕事がないということはそもそも活躍のチャンスすらありません。
このような人は指を咥えて会社の業績が目に見えて上がり、そのおこぼれをもらうような形で自分の給与が上がることを待つくらいしかできないのです。
そして、役職に関しても結果を出して上にいくというよりは、目上の人がやめていく脱落レース以外での出世方法がまずないです。
給与を上がる手段として1番手取り早いのが結果を出して出世をすることでしょうから、脱落レースをひたすら待つというのは他人マターなので自分ではコントロールできません。
周りと同じように自分も年を重ねますから、高い地位や年収を得る機会は早いに越したことはないですよね。
転職で希望の条件が掴みづらい
少子高齢化の日本では、第二新卒と言われる〜26、27歳まであたりまでなら若いというだけである程度は転職の間口がひらけています。
ただ、それ以降になると、今ままどんな会社で何をやってきたか?というキャリアの中身が非常に重要視されます。
特に30代中盤以降は即戦力になるゆる人以外は相手にすらしてもらえないことが多いです。いくつになっても挑戦はできるので一概には言えないですが、希望の職につける確率はグッと下がるでしょう。
本来年を重ねるごとにスキルや経験が増えていくもののはずが、役割が狭いがゆえに成長の機会を失っているわけですから・・・。危険な状態ですよね。
仕事が長く感じ、ストレスも感じやすい
仕事の多さがストレスになっている人がいる反面、暇を持て余すがあまりストレスを感じるのが人間です。
本人的には忙しいつもりでも、暇な人ほど周囲を気にするので外的要因のストレスを感じやすいです。逆に忙しい人ほど自分のことでいっぱいいっぱいなので外的要因がうまいこと遮断されるケースだってあるでしょう。
また、暇だと””今日は〇〇を何時までに終わらせる””という、毎日の小さな目標がないので仕事が長く感じるはずです。まったくやりがいを感じていない状況ですね。
役割がなく暇な時間を毎日10時間も近く過ごす(通勤や休憩も含む)と考えると、少なからず筆者は地獄です。
不均等を乗り越えるためのアドバイス
ここまで仕事の多さはチャンスであること、逆に仕事の少なさはピンチであることを書いてきましたがいかがだったでしょうか?
昔厳しかった先生や上司に歳を重ねてから感謝するように、自分自身に対しても若いうちに厳しい環境を乗り越えた方が後々感謝するものです。
それが30代になってからなのか40代になってからなのかは個人差はありますが、同僚よりも役割が多いということは、少なからず同僚よりは密度が濃い時間を同じ会社にいながら詰めている証拠です。
目の前を見れば忙しく損をした気分になるかもしれませんが、必ず後から一生懸命働いて作った経験という名の貯金が役に立つことが必ずあるので、その日のために毎日コツコツ頑張っていきましょう。
ただ、気をつけて欲しいのは、
- 張り切りすぎるあまり自分の体調面を厳かにすること(健康第一)
- パワハラや嫌がらせの可能性も見極めること
- グッと耐えるあまり自分を甘やかすことを忘れること
これらの意識はどんなに役割が多くてラッキーだ!なんて思考に転換しても忘れちゃいけませんよ?重ね重ねになりますが健康第一、体は資本ですから!
この記事を読んでくださった日もそうだし、明日からもまた仕事量が多く不満に感じる日々が続くでしょうが、僕が書いた内容を頭の片隅にでもおいていただけたら嬉しいです。
また会える日を楽しみにしています!