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【職場で勝手に物事が決まって不安】自分の立ち位置を把握しジレンマを打ち砕く術

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この記事を要約すると…
  • 勝手に物事が決まっている事業や方針に対して、自分に責任がある場合は弊害なので協議の場に入れて欲しいと願うべき
  • 仮に責任がなく担当者レベルの場合は、””文句ばっか言う人””と痛い人になってしまうので注意
  • どんな仕事でも、与えられた責任と与えられてる権限が一致しないといけない
  • バットがないのにホームランを打てと言われているような責任だけの状態であれば環境を変えるべき
  • 上司の意思決定と現場の意思が反映されないことは視点が違うからしょうがない

「自分が知らないところで物事が決まっていて困る」「いっつも上司は勝手に判断して方向性を決めるので働きづらい」

こんな悩みを持ちながら仕事をしていませんか?会社が大きければ大きいほど全体は見えづらくなるので、こういったことが多くストレスになっている方も多いでしょう。

結論から言うと、仮に勝手に決まったことに対する事業や方針の責任者が自分の場合は弊害として上司に伝えて、意思決定の際には含んでもらえるよう食い下がるべきです。

ただ、責任者ではなく事業に関わっている作業者レベルの立ち位置であれば、こういった会社の方針に異議を唱えるのは、””責任もないのに文句ばっかり言っている人””と痛い人になり兼ねないので注意しましょう。

今日はそんな勝手に物事が決まっている問題に対して、「責任=権限」という言葉を交えつつ説明をしていきたいと思います。

目次

そもそも自分に権限があるのか?立ち位置を把握する

まず一つ目は、「そもそも自分に権限があるのか?」という点を、上司に確認しましょう。

ここでは、自分が単なる担当者なのか、その事業の責任者なのかによって解釈が変わります。仮に担当者であり、責任者でない場合、物事が自分の知らないところで決まってしまうことを受け入れることが重要です。

決定事項に反発するのではなく、責任者になるための努力をすることが非常に重要です。

自分が担当者であるからといって、その事業に100%の責任があるわけではありません。実際、多くの場合そうではありません。これは自分自身の解釈の問題ですが、会社の組織では各々に役割があり、役職があります。会社の方針に沿って行動しましょう。

上司の指示のもとに行動しましょうというのが、組織の基本です。したがって、担当者であるにも関わらず、責任者のように振る舞ってしまうことは問題が生じることです。

もちろん、責任感を持つことは素晴らしいことですが、決定権がないことを理解する必要があります。

「偉くないのに偉いと思ってしまっている」という位置ズレが起こっています。まずは自分の立ち位置を再認識し、反発するのではなく、責任者になるための努力にエネルギーを注ぐことが大切です。

責任者なのに勝手に物事が決まる場合

責任者であるにも関わらず、自分の知らないところで物事が決定されてしまい、方向性が決まってしまう場合は、仕事を進める上での弊害と言えます。

そのため、「情報を共有してほしい」とか「関連する会議に出席させてほしい」と申し出るべきです。

これは反発や文句ではなく、仕事を進める上での弊害をしっかり伝えることが重要です。

理由としては、いつでも責任と権限はイコールでなければなりません。

例えば、1億円の売上目標を達成するという責任が与えられているのに、1円の予算も使う権限がない場合、責任だけが重く、権限が極めて低いという状態です。

営業の場合には、今月30件の成約を取るという責任を与えられているのに、事務作業に追われて営業に出る時間が奪われている場合、責任と権限が一致していません。

このような場合は、責任と権限が等価になっていないという弊害を伝えましょう。この時に、自分自身の認識として、これが文句や反発ではないということを明確にすることが重要です。

仕事を進める上での弊害を適切に伝えることが大切です。

責任=権限でないと、他責意識の人が増える

少し話がそれますが、責任と権限が釣り合っていない職場環境は、社内の不満を非常に溜めやすくし、他責思考の人が増え、職場が機能しなくなる傾向にあります。

大きな権限がないにも関わらず、結果が悪いと責任だけが押し付けられると、精神的に病んでしまう人が出てくることもあり、これが働きにくさにつながります。

そのため、このような状況はしっかりと弊害であると伝えることが重要です。

弊害を伝えた上で解決しない場合

弊害を伝えた上で問題が解決しない場合、異なる環境へのチャレンジを検討する必要があるでしょう。

現状は、バットがないのにホームランを打てと言われているような状況と同じです。あなた自身が結果を出したいと思い、仕事に精を出し、給料を上げたいと考えているにも関わらず、その手段がない状況に陥っています。

もちろん、せっかく入った会社なので、会社を辞めることを基本的には推奨したくありません。

ただし、職場での悩みを調べこの記事にたどり着いた熱心なあなたであれば、環境を変えるだけで、今よりも良い条件で働ける可能性が高いので、その選択肢も考えてみてください。

重ねて申し上げますが、バットがないのにホームランを打てと言われているような状態は、かなり厳しいと筆者は考えています。

【経験談】環境を変えてバッドを持った筆者

少し私の実際の経験談を話させていただきますが、会社員になる前に、私は会社経営をしていました。その時、かなり年の離れた上の人と一緒に起業する形になったのですが、私自身が会社の代表であり表上は全ての権限が私にあるような状況でした。

しかし、内情を見ると、与えられた権限、例えば会社のお金を使ったり自由に使ったり、投資する場所、社員に対する制度の組み方など、100%自分の権限で決められないことが多かったです。

会社なので資本の比率など様々なしがらみが発生して一概には言えませんが、責任はあるけれど、権限がない中で売り上げを上げなければならない状況で、前述したようにバットがないのにホームランを打てと言われているような事態です。

この状態で結果を出すのは、経営者としても、一人の仕事人としても難しかったので、無責任と言われるかもしれませんが会社をたたむという決断をしました。

その後、大した社会人経験はなかったので就職活動はだいぶ苦戦しましたが、5年勤めた現在は経営者の時代より年収は倍以上に上がりましたし(経営者時代が相当低かったのもあるが)、スキルはもちろん管理職としてのマネジメントを経験する勉強する場所も与えられています。

役割として現場の全体を見る事業責任者という役職に就いていて、不思議なことに会社経営をしていた時よりも権限があり、動きやすい現状です。

至って稀なケースかもしれませんが、環境を変えることで開花することは十分にあり得ることだと思うので、少しでも違和感がある人は選択肢の1つとして持っておくとよいでしょう。

現場の意思と上が異なることはよくあること

現場の意思と上層部が決めた方針が異なることはよくある話です。社会人になって数年間働いていれば、誰もが気付くことでしょうが、現場の意思が方針に反映されることはかなり少ないです。その理由として、視点の違いが挙げられます。

例えば1人の作業で100万円の売り上げを出したとします。自分1人の作業で、今月100万円の売り上げを達成したとなれば、誰もがその成果を誇るでしょう。

しかし、会社の視点では、そこから人件費や経費を引いた際に残る金額はせいぜい1人分の人件費程度です。そのためコストパフォーマンスが悪いと考えるのが本音でしょう。※もちろん事業のフェーズや会社の規模感にもよるので売り上げ100万がすごいケースも多々あることは承知の上で

そして、その100万円の事業に対して今後の成長が見込めなければ撤退するという判断もよくあります。

これは完全に視点の違いであり、どれだけ作業者が毎月100万円の売り上げを作り出すことにやりがいを感じ努力をしても、会社組織は1人の作業で1人分だけの給料を稼ぐことが目的ではありません。

上層部ほど、市場全体や会社の総売り上げ、そこから生じる利益などを考慮します。

個人的には100万円の売り上げを上げたことは素晴らしいですが、組織としては、売り上げに直結しないバックオフィス業務や掃除のスタッフの給料、さらには会社が持続可能に運営されるための先行投資など、売り上げを生み出す役割を担うポジションの人は本来多くの利益を生み出さなければなりません。

この感覚は一般社員にとって理解が難しいかもしれませんが、この理解が難しいこと自体が視点の違いであり上層部と現場の意思が異なる大きな要因です。

ただ、この事実を理解できれば、会社での勤務がよりスムーズになり、上からの指示や方向転換に過剰に反応することが減るでしょう。

責任=権限は一致していますか?

物事が勝手に決まっている問題に対して、責任=権限という言葉を用いながら説明をしていきましたがいかがだったでしょうか?

あなたが責任がある立場であれば、勝手に物事が決まるのは弊害でしかないので食い下がってでも決定の場に含んでもらうことが重要になります。

しかし、責任もないのに上が決めたことに対して不満や文句言ってしまっている方は、”位置ズレ” “自分が偉くないのに偉いと思ってしまっている”と、会社に対してかなりバリューを低い人材になってしまっているので意識を見直す必要があります。

この記事を見た1人でも多くの方が、今一度 責任と権限について理解し、働きやすいという気持ちを持って仕事に臨んでいただければ筆者冥利に尽きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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