- 責任感のミスマッチはお互いの責任の捉え方が違うから
- 上司のところへ行き、責任感の認識合わせるをするべき
- 部下が残業してるから残業するなど責任感を履き違えない
- 責任を与える側になった場合は明確な指示を出すべき
- 責任感を発揮すると周囲からの批判の的になりやすいが冷静淡々に
「責任感がなさすぎる」こんなことを上司に言われて落ち込んでいるあなた!
自分では責任感を持ってやっているつもりなのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ!自分のどこが悪いんだ?なんて腑に落ちずモヤモヤしていませんか?
結論を先に言うと、相手が求めている責任とは何か?を明確にすることが大事です。
この記事に訪れてくれた方はわざわざ検索で調べてたどり着いてきてくれる人が大半ですから、本来責任感が溢れ向上心も高い方だと推測しています。
純粋に相手が求める責任と、自分が果たしていた責任がずれているがゆえに責任感がないという結論になっている可能性が高いので、以下ではそもそもの責任感とは?という内容から実体験を交えて書いていきます。
まず求められている責任を確認しに行く
仕事においては、自分の求められている役割や責任を明確に理解して、その責任を果たすよう努力をすることが責任感です。
今日、責任感がないと言われてしまったあなたが最初に取るべき行動は上司に自分の役割はなにか?を聞きに行くことです。
ここでポイントは、とにかく明確に聞き出すことです。
- 役割
- 期限
- スキル
- 周囲に対しての振る舞い
等々。以下は明確な役割の例です。
「新規の化粧品開発の企画案を、10月11日12時の企画会議までに内容を確定させ会議のまで10分で説明できるようにしてください。その前の一時チェックを9月30日17時までに直属の上司にフィードバックもらってください。メンバーは原料の調達計画はAさんで販売戦略はBさんがメインで動いてください。」
あくまで例に過ぎませんが、上記のような指示を上司からもらえたら役割が明確だから動きやすくなりますよね?
このような指示を上司に求めるというスタンスではなく、あなた自身のアクションで上司から引き出すのです。
お互いの”責任”が共通認識になれば、責任感がないというミスマッチはまずなくなるのです。
責任感を発揮するために取るべき行動
前述した上司との責任感の共通認識も重要ですが、普段から責任感が強いと周囲から判断されやすい人の例をいくつか紹介をしていきます。
結果までちゃんと追う
努力した経過に重きを置くのではなく、努力した結果に重きを置きアクションを起こせる人材が責任感が強いと判断されます。
webのマーケターであればweb上で商品画像ページ制作を頑張った人は重々責任感を持っているつもりでも、全ての行動は売上利益につながることが大前提のため、制作によって得た結果にまで責任を持つことが重要です。
営業であれば、与えられた営業件数をこなすのではなく、営業した結果どれだけ成約に繋がったのか?すなわち結果に繋がったのか?が大事です。
経過、過程が大事という言葉がありますが、それは個人の経験においての話しであり、会社組織の1人として都合良く解釈をしてはいけません。
結果に重きを置き、
- ダメだったら人のせいにせず次のアクションを考える
- 良かったら、その方法を極めてさらにブラッシュアップする方法を考える
こういった具合に、結果まで追った上に次の行動計画にまでアクションを動かせる人材はどの角度から見ても責任感が強いと判断されるでしょう。
挑戦をしていれば悪い結果が出ることがたくさんありますが、次のアクション、次のアクションと上手く行くまで役割を全うするのです。
約束を必ず守り、守らせる
小学生でもできるような当たり前のことかもしれませんが、約束したことを必ず守る。というのは周囲の信頼も得ますし、その結果として責任感がある人間と判断されやすいです。
この時も期限や相手が求める内容がどこの範囲までか?を明確にして、約束する事柄自体を具体化されることで守るべき約束の質が上がります。
自分が相手に求める場合も淡い期待を込みで頼むのではなく、求めるレベルを明確に伝えていくことでお互いの”約束事項”が共通認識となります。
約束を守る人にフォーカスが当たりますが、守らせる努力をする人も責任感が強いです。
協力という言葉を使わない
協力という言葉は非常に都合よく使われます。
「誰々と協力してやってほしい」「Aという部署とBという部署で協力して効率化を目指してほしい」などなど・・・。
ここでも協力という言葉の意味は各々異なりますから、協力という不明確な指示を出すことで還って指示を受けた側が動きにくくなり、指示が曖昧で無責任な人だと思われるようになります。
責任がある人ほど、AとBという部署の協力を仰ぐなら、AやBの部署から1人リーダーを選び効率化をさせるために各部署がやるべきことをタスク化させ実行計画まで決めさせる。進捗を追うということをします。
反発を喰らいやすい立場にはなってしまいますが、責任感という視点で見れば反発を喰らわないことが責任ではなく結果を上がることが責任に値するので冷静淡々に耐え抜きましょう。それが責任感の強さにつながります。
間違えは謝り隠蔽しない
当明確な指示を出して約束も必ず守るような責任感が強い人でも失敗は必ず起きます。
起きた際に言い訳を考えたり隠蔽するようなことは絶対にせず、「自分が悪かった。申し訳ないです。」「ご迷惑をおかけしてすいません」とすぐさま出せるようにしましょう。
当たり前のことですが、結果が悪い方向に出てしまっているのに言い訳をしたりする人に責任感は1mmも感じないものです。
起きてしまったことはしょうがないですから、潔く謝り次のアクションを考え実行するのが責任感がある人が取るべき行動です。
責任感の勘違い
ミスマッチの他、そもそも責任感とは?を履き違えている人に多い特徴を挙げます。
ここを間違えると一生、責任感を持ってやっているのに責任感がない人間と見られるので絶対にやらないでください。
部下や自分より若い子が残業しているから残業する
非常によくある責任感の勘違いパターンです。散々述べている通り責任感とは求められている役割を全うしたり、結果まで責任を持てる人です。
部下や年下の子が遅くまで残っているから自分も残るのは結果に全く直結しませんよね?ここの前提がずれている時点でだいぶ言葉は悪いですが、だいぶ痛いです。
少しずれた観点で言うと、あなたの無駄な責任感が弊害になっている恐れもあります。
自分の新卒や2年目のことを思い出してほしいのですが、意外に上司がいない方が集中してサクッと仕事が終わるケースだってあったでしょう。周囲に普段は聞けないようなことを聞けたなど・・・。
こういった自発的なアクションを起こす機会をあなたの自己満足で奪ってしまっているわけです。
部下や下の子に評価を得るのが責任感と勘違いしないでください。そして残業したからといって責任感が強いと思われないことも認識してください。
困っている人の仕事を助けてあげる
部下に憧れる上司になんて憧れて、自分より下の子の仕事を手伝っていませんか?
困っていたら手を差し伸べることを否定しているわけではないです。ただ本当に手伝うことが責任なのかを今一度考え直しましょう。
まず手伝うって工数には、自分の仕事をやる時間を失っているという事実を忘れないでくださし。そして手伝うことで部下が悩んで成長する機会を奪っている事実も忘れないようにしましょう。
それでも、自分が求められている責任を果たすために絶対に必要なことだ。手伝わないと自分に与えられた役割がどうしても達成できないんだ…。なんて場合は多いに手伝って結構です。
ただ、よくよく考えたら優しいと思われたい、いい上司に思われたいなんて気持ちが先行していませんか?
何度も言ってませんが、責任感と自分の欲望は全く別物ですから履き違えてはいけません。
その場は良くても長い目で見た時にお互い失っているものが大きいですから、極力しないようにしてください。※仕事を教えてはいけないとか、そういったことではないので捉えた方に注意です。
批判を恐れず冷静淡々に役割を果たす
責任感について説明してきましたがいかがだったでしょうか?
この責任感を徹底的に追求すると、本質的に無責任な人が多い社会なので批判の的になりやすいです。
基本的に会社では社長は1人、社員は大多数。とそもそもバランスが成り立っていないが故に、社長に批判がいく構造と同じです。
なんとなく毎日会社にいって、「できるだけ楽に給料が上がればな〜」なんて考えている人が大多数ですから、責任感が強く実行力があったり明確な指示が出せる人は違う人種と判断されがちです。
ただ、何度も言ってますが責任感とは役割を認識し全うすることです。成長意欲もない大多数の人に批判されないよう振る舞いことではありません。
常に冷静淡々と自分の責任について正しく認識して全うしていくことが責任感がある人間になるコツです。
それを明日からやるのか?もっと出世することを願いながら偉くなってからやるのか?明日からの行動をあなた自身の意思で決めてください。
この記事を通じて、1つでもあなたにとってためになることがあれば筆者冥利に尽きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。