- 発言がどうしてもできない人は”議事録役” “進行役”この2つを担うことで、一言も話さない最低の事態は防げる
- 会議での発言は評価や信頼を得るためには絶対的に必要な要素
- 評価者である上司は、会議を積極的に進行したり発言してくれる人の方が評価がしやすい
- 会議で小門違いなことを発言してしまっても、会社の売上、会社のお金、人を傷つける、こんなリスクはまずない。以外にも失うものがないことを知るべき
- 会議で発言できるようになったら、会議で決めたことを速攻実施し完了報告をするとさらに評価は高まる。
皆さん、こんにちは。会社の会議で何を話せばいいかわからず、存在感を出せないまま終わってしまった経験はありませんか?特に20代の若手社員にとって、会議での発言は大きな壁になっていることでしょう。
私も入社したての頃は、毎回の会議が苦痛でした。「間違ったことを言ってしまったらどうしよう」「的外れな質問をして笑われたらどうしよう」そんな不安が頭をよぎり、口を開くことができませんでした。
しかし、ある先輩の一言がその考えを変えてくれました。「会議で話さない奴はいらない」。厳しい言葉でしたが、その真意を理解したとき、私の会議に対する姿勢は180度変わりました。
今回は、そんな経験を踏まえて、会議での存在感を高め、評価をアップさせる方法をお伝えします。発言恐怖に悩む20代の皆さん、一緒に克服していきましょう!
1. なぜ会議での発言が重要なのか
結論から言えば、会議での発言は、あなたの評価に直結します。同じくらいの成果を上げている二人の社員がいたとします。一人は会議で積極的に発言し、もう一人は優秀だけど無口。どちらが高評価を得やすいでしょうか?
残念ながら、多くの場合積極的に発言する方が高評価を得やすいのです。その理由は以下の通りです:
- 上司の視点:積極的に発言してくれる部下の方が、上司は助かる
- 会議の雰囲気:沈黙が続く会議は気まずく、誰も望んでいない
- 評価のしやすさ:発言が多い人は、その考え方や能力が見えやすく、評価しやすい
あなたを評価するのは他でもない上司ということを理解して「上司が評価しやすい人はどんな人であろうか?」なんて視点を入れるとクリアになります。
さらに具体的に、自分が上司だとしたら「MTG中どんな人に参加してもらいたいだろうか?」なんて考えると、自ずと発言の重要性が理解できることでしょう。
2. 発言恐怖を克服する:リスクは想像以上に小さい
「でも、間違ったことを言うのが怖い…」
そう思っている方安心してください。実は、会議の本題さえ理解していれば、大きく間違ったことを言うことはまずありません。多くの場合自分が間違っているのではないかという不安が先立っているだけなのです。
仮に少し的外れな質問をしてしまったとしても、ほとんどの人はそれを気にしていません。「嫌われる勇気」という本にも書かれていますが、人の失敗というのは大抵の場合、他人の記憶に残らないものです。
会議で少し的外れなことを話したところで、以下のようなことは起こりません:
1. 会社の売上が下がる
2. 無駄な予算が使われる
3. 誰かが深く傷つく
つまり、発言によって失うものはほとんどないのです。自分自身がミスをしたと思っても、実際にはほぼノーダメージだという事実をしっかりと認識しましょう。
3.発言力向上は筋トレと同じ
会議での発言は、筋トレに似ています。最初はきついかもしれませんが、回数を重ねるごとに以下のような変化が現れます:
1. どんな反応が返ってくるかが予測できるようになる
2. 誰が自分の発言を拾ってくれるかがわかってくる
3. 発言すればするほど、次の会議でも発言しやすくなる
つまり、発言を重ねることで自分自身が楽になっていくのです。筋トレと同様に、最初は軽い重量から始めて、徐々に重いものを持ち上げられるようになっていく。そのように会議での発言力も徐々に高めていけばよいのです。
4. 実践的な発言力向上テクニック
では、具体的にどのように会議での発言を増やしていけばよいでしょうか。以下に、実践的なアドバイスをまとめます。
a) 議事録係に立候補する
「議事録を担当させていただきます」と自ら申し出ることで、あなたの積極性が周囲に伝わります。また、議事録を取ることで会議の内容を確実に把握でき、後の発言にも役立ちます。
b) 会議の進行役を担当する
「今回のミーティングの進行を担当します」と軽い調子で申し出れば、印象アップ間違いなしです。進行役として、次のポイントを押さえましょう:
– 会議の冒頭で、本日の議題や経緯を簡潔に説明する
– 議論が脱線しないよう、適宜軌道修正を行う
– 重要なポイントを要約し、参加者全員の理解を確認する
これらの役割を担うことで、会議の最初と最後に必ず発言する機会が得られ、「何も話さなかった」という事態を避けられます。
c) 効果的な質問とまとめの活用
会議中、何を話せばいいかわからないときは、質問やまとめを活用しましょう。例えば:
– 「今の話をまとめると〜ということでしょうか?」
– 「次のステップとしては、これとこれでよろしいでしょうか?」
このような発言を適切なタイミングで行うことで、自然な形で会話に参加できます。
5. 理想的な会議の形と若手社員の役割
理想的な会議とは、スタッフ同士が主体的に話し合い、上司が「はい」「いいえ」で答えられるような形です。つまり、部下が積極的に意見を出し合い上司はそれを承認したり修正したりする役割を担うのが望ましいのです。
このような会議の形を実現するためには、若手社員の積極的な発言が欠かせません。たとえ間違っていたとしても、発言が多いに越したことはありません。なぜなら、発言を通じて以下のようなメリットがあるからです:
1. 思考力の向上:自分の意見を述べることで、論理的思考力が鍛えられます。
2. コミュニケーション能力の向上:頻繁に発言することで、自分の考えを効果的に伝える力が身につきます。
3. 存在感の確立:積極的な発言は、あなたの存在を周囲に印象づけます。
6. 発言の質より量を重視する
「でも、的確な意見じゃないと発言する意味がない…」
そう思っている方もいるかもしれません。しかし、特に若手のうちは、発言の質より量を重視すべきです。なぜなら、発言を重ねることで以下のような効果が得られるからです:
1. 会議の流れをつかめるようになる
2. 他の参加者の反応を学べる
3. 自分の考えをまとめる練習になる
完璧を目指すあまり黙っていては、何も得られません。間違いを恐れずに、とにかく発言することに重きを置きましょう。
7. 発言後のフォローアップとアクションも大切
– 議事録をまとめて参加者に送る
– 会議で決まったタスクの進捗を報告する
– 次回の会議の準備を率先して行う
会議での積極的な発言は重要ですが、それだけで終わってはいけません。実は、会議後の行動こそが、あなたの真価を発揮し、評価を大きく左右する機会なのです。
会議で決定したタスクを速やかに実行に移し、完了の報告をすることで、あなたは周囲から一層高い評価を得ることができます。なぜなら、この行動が以下のような印象を与えるからです。
- 責任感がある:決定事項を確実に実行する姿勢は、責任感の表れとして評価されます。
- 効率的である:迅速な行動は、時間を有効活用する能力の証明になります。
- 主体性がある:指示を待たずに行動を起こすことは、主体性の高さを示します。
- フォローアップ能力が高い:完了報告をすることで、仕事を最後まで丁寧に行う姿勢が伝わります。
- 信頼性がある:言動一致の行動は、あなたの信頼性を高めます。
重要なのは、会議での発言を「ゴール」とするのではなく、それを「スタート地点」と捉えることです。会議で積極的に発言できるようになったら、次はその発言を実際の成果に結びつける段階に進みましょう。
この「言葉」から「行動」、そして「結果」へとつなげる一連のプロセスを習慣化することで、あなたは単なる「会議で目立つ人」から「信頼できる実力者」へと成長していくことができます。
結論:発言は成長の機会
会議での発言は、単なる印象づくりではありません。それは、あなたの思考力、コミュニケーション能力、そして仕事への姿勢を示す重要な機会なのです。たとえ完璧でなくても、発言することで成長の機会を得られます。
間違いを恐れずにとにかく発言することに重きを置きましょう。何度か発言を重ねていくうちに、会議の流れや参加者の反応がわかってきます。そうすれば、次第に発言がしやすくなり、自信もついてきます。
会議での積極的な参加は、20代のうちに身につけておくべき重要なスキルです。この習慣を早めに確立することで、将来のキャリアに大きなプラスとなるでしょう。
私自身、最初は発言するのが怖くて仕方ありませんでした。しかし、小さな一歩から始めて、徐々に発言の機会を増やしていったことで、今では会議が楽しみになりました。
皆さんも、自信を持って、今日から会議での積極的な発言を心がけてみてください。失うものはほとんどなく、得るものは計り知れません。
あなたの成長のために、ぜひ一歩を踏み出してみてください。きっと、数ヶ月後には「会議が怖い」と思っていた自分が懐かしく感じられるはずです。
この記事を通して一人でも多くの方の会議に対する恐怖心が少しでも取り除くことができれば筆者冥利に尽きます。さあ、次の会議で、新しいあなたを見せる時です。最後まで読んでいただきありがとうございました。