- 目標の妥当性を自分で把握する
- 事実情報をしっかり揃える(根性論になっていないか?)
- 文句ではなく修正した目標を提案する
- 修正した目標の貢献度を明確にする
- 認めてもらえない場合は人事にかけあう6.会社の目標制度の理解を深める
目標が高くて達成ができない・・・
まさにこのブログを書いている筆者も、昇格をして現場のリーダーになった途端そんな事態に陥りました。その結果1年間を通して目標が未達状態で、ボーナスの額も1/3に笑
そんな、バリバリの当事者である筆者が、どうしても目標が高くて達成できない場合の行動を、実体験を通して紹介していきます。(今は解決したので。)
【前提】周囲は他人の目標には無頓着なことを理解する
以外に会社や評価者というのは個人の目標については無頓着なことが多いです。※営業等は件数で比較されるのでわかりやすいですが。
人数が大きくなればなるほど、直属の上司や仲の良い人くらいしか自分の目標の難易度や内容の理解まではしてくれないもの。
なので、「前年比120%目標」とか、前年度の数値を元に勝手に希望的観測で目標設定がされることが多々あります。
会話:「でも前年にたまたまうちの化粧品がテレビで紹介されて売り上げが一瞬だけよかった場合はどうするのだろう」
先生:「まさにそこで、前年比〇〇%増目標というのの妥当性というのは、以外に見落とされがちなんだよ」その事実を自身がまず理解することが大事だよ。
海外は給与交渉が盛んに行われますが、まさにこの目標設定の部分は喧嘩になるくらい白熱します。
筆者も海外のスタッフがいるので経験済みですが、それだけこの目標の妥当性というのは難しく、議論しないと明確に出てこないものなのです。
だから、なんとなく〇〇%増!と設定されている事実がおかしいこと。
そして、何となく決まっている目標だから周囲も興味ないこと。
この2つは以下で説明していく行動をする前に、理解しておきましょう!
不平不満を言うことは絶対にダメ。妥当性ではない事実を集める。
まず目標が高いからと言って会社や上司に対して不平不満、ましや文句を直接投げることは絶対にしてはいけません。
相手も人ですから、感情的になったらその分目標の下方修正も難しくなると理解しましょう。
その上でやることは、目標が妥当ではない事実を集めることです。
- 過去の実績との比較
- 過去の担当者との比較
- 現状の自身(現場)の状況
- 弊害となる外的要因の洗い出し
等々、上記のようなことが事実を集める上で必要となります。
1つ1つ説明していきます。
1.過去の実績との比較
自分が担当している業務の実績を確認しましょう。
業務の規模にもよりますが、1年や2年程度くらいの情報は揃えることが容易だと思うのでベストです。
ここで集める事実は数値ということはお忘れなく。
2.過去の担当者との比較
1が終わったら過去の担当者の達成状況を確認しましょう。
業務を引き継ぐとともに、目標まで引き継ぐなんてことがあるあるです。
仮に前の担当者ですら達成してない目標の場合、
完全に担当者として目標を追う前から負け戦のような状態になってしまうので、
目標が妥当ではないことを証明するためには過去の達成状況も確認する必要があります。
3.現状の自身(現場)の状況
1,2では過去の情報を集めることを記載しましたが、今の事実情報を揃えることも大事です。
過去の情報を元に妥当性が証明されても、
・担当者の人数が過去と今では全然違う
・過去と今では競合が違う
・販売価格が変わっている
等々、たくさん違っていることもあるでしょう。
筆者の場合、
過去0→1がうまくいき、急激に1ヶ月に1000万以上の利益が出る通販事業を引き継いだことがあるのですが、事実情報を集めると法的なことが全くクリアになってないなんてことがありました。
このとき、目標を大幅に下方修正をして、
利益を減らしてでも体制を整えることを最優先にする。ということを提案したような経験があります。
4.弊害となる外的要因の洗い出し
自分の力ではどうにもならない外的要因というのを洗い出しましょう。
例えばサービス業の場合、新型ウィルスが流行った際どこも顧客の来店者数は減りました。
飲食業界は来店者数を追うのではなく、宅配注文に対応したり、SNSを使った情報発信により顧客獲得に動き出しましたが、これは外的な要因が圧倒的はっきりしていたからです。
こういった例のように、目標が達成できない外的要因をはっきりさせると、”そもそも追うべき目標の妥当性”だったり、そもそも論の話しや改善案が上司や会社とできるようになるので非常に重要な項目です。
修正した目標を上司に提案をする
上記のようなことができたら、あとは事実情報を元に上司へ提案をしましょう。
正直に、
「目標の未達が続いてしまってご迷惑をかけているのでお時間いただけませんか?」
「会社へ貢献したく、目標を達成したいので少しお時間をいただけませんか?」
こういった相談をして、1on1の時間をもらうと良いでしょう。
何度も言いますが、ここでは”目標が高すぎる文句ではなく提案”ということを忘れてはいけません。
ただ、ここで気をつけないといけないことは、自分の担当業務は自責ベースで捉えることが大事なので、いくら外的要因があっても人のせいにしたりは絶対にダメです。
・外的要因を洗い出す(新型ウィルスで客数減)
・外的要因の解決策(ネット注文数を増やす)
といった具合に、周囲のせいばかりの情報が先行すると印象が悪いので、しっかり自責ベースで物事を話していくと意見が通りやすくなります。
このとき、修正した目標での貢献度を明確にする
4.認めてもらえない場合は役割を上司に確認する
5.納得感がえられない場合は人事等に事実を相談
6.根性論になる会社の場合は退職を考える