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“何をやってもうまくいく人”の特徴を「何をやってもうまくいく人」と言われる筆者が解説

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この記事を要約すると…
  • 「何をやってもうまくいく人」は特別な才能があるのではなく、上司の期待を超えるアウトプットを意識的に出している
  • 成功の秘訣は「打席数」にあり、多くのプロジェクトに関わることで成功確率を上げている
  • 打席数を増やすには、勉強会の開催などでギブを続け、挨拶の徹底で関係性を築くことが効果的
  • 10個のプロジェクトに関わって1〜2個成功すれば「何でもうまくいく人」に見えるが、実際の成功率は低い
  • 他人への憧れや嫉妬ではなく、具体的な行動パターンを真似することで自分も成功できる

職場を見渡すと、必ずいませんか?何をやってもうまくいく人が。

「自分とは根本的に何かが違うんだろうか」「なぜあの人ばかり」と、ついつい比較してしまいがち。

少し角が立つかもしれませんが、この記事を書く筆者自身も、周囲からは「何をやってもうまくいく人」と言われることがあります。

ただ、私からしても「こいつは何をやっても本当にうまくいって絵に描いたようなやつだな」「こいつには絶対に勝てないな」と心から思う親友がいるのも事実です。

今回は、自分自身の体験と、その親友を観察して分かった「何をやってもうまくいく人」の正体について、率直にお話しします。そして、その憧れや嫉妬から解放され、あなた自身が成功を掴むための具体的な方法をお伝えしたいと思います。

目次

私が「勝てない」と思う親友の話

高校時代からの親友の話をさせてください。彼は典型的な「何をやってもうまくいく人」でした。学生時代は誰よりもモテていて、部活をサボって批判されても、なぜか主人公のような存在感で周囲を魅了していました。

現在の彼は自分で会社を経営し、有名アニメの主題歌に楽曲が抜擢されるなど、10年近く芸能界で活躍しています。もちろん彼なりの試行錯誤や失敗もあったと思いますが、やはり今も「主人公」なのです。

私自身も周囲から「何をやってもうまくいく」と言われる立場にいますが、正直なところ、この親友には敵わないと感じています。これが、私が「何をやってもうまくいく人」について深く考えるきっかけとなりました。

「何をやってもうまくいく」と言われる僕が意識すること

確かに私は恵まれた転職を経験しました。6年間勤めた会社を辞めることを考え始めた矢先に、同業界の人から突然電話がかかってきて、カジュアル面談の機会をいただきました。リファラル枠での入社となり、同業界だったこともあってスムーズに転職でき、入社数ヶ月で管理職に昇格。年収アップも前職の1.5倍になりました。

前職でも、上位のポジションまで登り詰めることができました。もちろん自分なりに努力はしましたが、上のポジションの人が急に退職したり、様々な要素が重なったことで、運の要素も大きかったと認めざるを得ません。

しかし、もし運だけではないとしたら、私には一つの特徴があることに気づきました。それは「上司の求めることを徹底的に全うする」ことです。

期待を超える努力をすること

上司になって初めて分かったことがあります。上司が出す指示は往々にして抽象的で、50点程度の完成度しかないことが多いのです。しかし、その抽象的な指示に対して80点、100点のアウトプットを持ってきてくれる部下は、本当に貴重な存在でした。

上司の意向やアウトプット形式は保ちながらも、その先まで見据えて提案してくれる。何も言わなくても「いい感じ」に仕上げてくれる。そんな部下は信頼でき、会社という組織においても重宝される存在になります。これが昇進や評価アップに直結するのです。

「上司の言いなり」というと聞こえが悪いかもしれませんが、実際は違います。求められていることを正確にヒアリングし、それ以上の価値を提供する。これこそが、組織で成功するための重要な要素の一つなのです。

「打席数」の重要性とその実体験

私が最も重要だと考えるのは「打席数」です。現在、私は10近くのプロジェクトに関わっています。ただし、すべてがメインの役割ではありません。

内訳を詳しく説明すると、3つ程度がメインのプロジェクト、3つが少し手間のかかる程度の関わり、残りは基本的にミーティングに参加するだけで、滅多に実際の業務が発生しないオブザーバー的な立ち位置です。プロジェクトリーダーを務めるものもあれば、プレイヤーとして参加するもの、単純に情報共有を受けるだけのものなど、多岐にわたっています。

正直に言うと、10個すべてのプロジェクトがうまくいっているわけではありません。中には私の力を必要としていないものもあるでしょう。しかし、10個も参加していると、1個か2個は大成功とまではいかなくても、芽が出るものがあります。「なんだかいけそうだな」という雰囲気になるプロジェクトが必ず出てくるのです。

おそらく周囲は、この1個か2個の成功例だけを見て「あいつは何をやってもうまくいく」と思っているのでしょう。しかし私からすれば、10個に関わって1個か2個しかうまくいっていないのですから、確率的にはかなり低いというのが実情です。

打席数を増やすための戦略

では、具体的にどうすれば打席数を増やせるのでしょうか。私が実際に行った戦略を2つお伝えします。

戦略1: ギブを続ける勉強会の実施

最も効果的だったのは、自ら勉強会を企画・実施することでした。特に印象的だったのは、AIの導入が進む中で苦戦している同僚たちがいた時のことです。

当時、社内でもAIツールの活用が求められる風潮になっていましたが、実際には多くの人が「どう使えばいいのか分からない」「効果的な活用方法が見えない」という状況でした。そこで私は、AIツールの使い方や業務への応用方法を共有する勉強会を積極的に開催しました。

この勉強会を通じて、「困った時に頼れる人」「新しいことを教えてくれる人」という印象を持ってもらうことができました。結果として、様々なプロジェクトで「○○さんも入ってもらいましょう」と声をかけてもらえるようになったのです。

重要なのは、見返りを求めずにギブを続けることです。最初は手応えがなくても、継続していれば必ず信頼が積み重なっていきます。

戦略2: シンプルだが効果絶大な「挨拶」の徹底

もう一つは、非常にシンプルですが「挨拶の徹底」です。これは「1に挨拶、2に挨拶」と言えるほど重要だと考えています。

転職した当初、私は顔と名前が一致しない人がたくさんいました。そこで、とにかく全員に挨拶に行くことを決めました。フロアを回って一人ひとりに自己紹介をし、普段からも積極的に挨拶を心がけました。

正直に言うと、同じ人に2回挨拶に行ってしまったこともありました。しかし、それでも「挨拶ができて損をすることはない」という信念で続けました。

この地道な挨拶により、多くの人に顔を覚えてもらい、気軽に声をかけてもらえる人間関係を築くことができました。「そういえば、新しく入った○○さんにも声をかけてみようか」と、自然とプロジェクトに誘ってもらえるようになったのです。良好な人間関係は、キャリア形成において想像以上に重要な要素なのです。

もちろん「このプロジェクトには関わりたくない」というものもあります。しかし、そんな時も「打席数が稼げたからいいか」程度の自己処理をして、前向きに捉えるようにしています。

重要なのは、打席数を稼げる立ち回りを意識的に行うことです。運の要素も確かにありますが、結局のところ打席数なのです。そして打席数を稼げる立ち回りをしていれば、自然と運もついてくると考えています。

「何をやってもうまくいく人」への憧れから解放されるために

ここまで読んでいただいて、どのように感じられたでしょうか。「何をやってもうまくいく人」の正体が見えてきたのではないでしょうか。

彼らは決して特別な才能を持っているわけではありません。むしろ、地道な努力と戦略的な行動を継続している人たちなのです。期待を超えるアウトプットを意識し、多くの機会に積極的に関わり、失敗も含めて経験値を積み重ねている。その結果として、たまたま成功したプロジェクトが注目されているだけなのです。

つまり、あなたも同じことができるということです。上司や周囲の期待を正確に把握し、それを上回る成果を出す努力をする。そして、できるだけ多くの機会に積極的に関わっていく。この2つを意識して行動すれば、あなたも「何をやってもうまくいく人」になれる可能性が高まります。

まとめ:憧れではなく、行動の指針として

「何をやってもうまくいく人」への憧れや嫉妬は、時として私たちの成長を阻害します。しかし、彼らの行動パターンを理解し、自分の行動指針として活用すれば、それは大きな武器になります。

私自身、親友には「勝てない」と感じることもありますが、それでも自分なりの成功パターンを見つけて実践し続けています。大切なのは、他人と比較することではなく、自分自身の成長と成功に集中することです。

今日から、あなたも「期待を超えるアウトプット」と「打席数を増やす行動」を意識してみてください。きっと、数ヶ月後には周囲の見る目が変わっているはずです。そして、いつの間にかあなた自身が「何をやってもうまくいく人」と言われ、理想的なキャリアを歩んでいるかもしれません。

この記事を読んだ1人でも多くの方が、職場での人間関係や評価への不安から解放され、自分らしいキャリアを歩むことができれば、そして日々の仕事に関する悩みが1つでも減れば、筆者冥利に尽きます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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