- 和を乱すような同僚がいる場合は上司に報告をする
- 本人に直接に伝えるのはトラブルの元だから避けるべき
- 仲間外れにしたり、辞めさせる等の危害を加えるのは絶対ダメ※パワハラの加害者になる可能性
- 「たまたま職場が一緒の赤の他人」「人生に関係のない人」として気にしないのが一番
「職場で和を乱す人がいて業務に集中できない」「仕事を頑張りたいのに頑張れない」
こんな感情で仕事をしている人も多いのではないでしょうか?せっかく頑張って成長したいのに、和を乱す人がいて集中できないのは非常に辛いですよね。
結論から言うと、。
- 和を乱す人により、弊害になっている事実を上司に報告すること
- あなたの今後人生に1mmも関係のない人だからほっとく(決して嫌がらせをしたり加害者になってはいけない)
上記の2点を徹底することで解決の糸口は掴めます。
今日は和を乱す人によって悩んでいる方へ向けての解決方法を徹底的に説明をしていきます。
和を乱している客観的事実を上司に伝える
和を見出している人がいればその事実を上司に伝えることが最優先です。詳しく説明をしていきます。
弊害となっている要因や数値的な根拠
和を乱す人によって、あなたの弊害になっていることがあれば事実ベースでまとめて上司に報告をしましょう。
直接的な売り上げに関わることや、業務フローベースでもよいです。とにかく事実を証明しないといけないので数字が入っているとより具体的になります。
【良い報告例】
- 新商品発売時に、SNSの投稿を勝手い1日遅らせたので初速売り上げに弊害が出た
- ◯月◯日期限の、納品物に対するフィードバックをAさんが守らないため、他のメンバーの業務も3日遅れで進行してしまってい
- 愚痴を言うだけのMTGが週次で1時間設定されていて、メンバーも5人参加しているので実質5時間分の労働が無駄になっている
このように事実ベースで、できるだけ日付レベルでもいいので数字を用いましょう。反対に悪い例の紹介です。
【悪い報告例】
- Aさんがやる気がないから辞めさせたい
- Aさんが会社の和を乱すから嫌い。話したくないのだがどうすればよいか?
などなど、あなたの感情が先行してしまっている報告では上司も人間ですから対応が難しくなります。
どの会社、どのコミュニティーにも人間関係なんて言葉があるように好き嫌いは発生します。それゆえに、好きとか嫌いやらのレベルに近い感情的な報告では到底の場合動いてくれないと思ってください。
客観的に判断できる数値を用いた事実を伝える。こちらを徹底した上で、あとは上司の対応を待つことにしましょう。
和を乱す人に対してやってはいけないこと
自分の気に触る和を乱す人に対して、「何か嫌なことをしてやろう…」なんて邪念が生まれることがあるかもしれませんが、パワハラなどの加害者となってしまうので気をつけましょう。仮にトラブルでも起きたら、あなた自身が会社から見た時に和を乱す人になってしまいます。
絶対にやってはいけない、意識して欲しくないことをまとめます。
故意に仲間外れにすること(加害者になるな)
和を乱すような人であれば、シカトをしようだとか、あからさまに態度を変えようなどの行動をとってしまいそうになりますが、絶対に辞めてください。
相手の行動に対してイラッとした気持ちになることが多々あると思いますが冷静淡々に接すること。これを意識するのです。
和を乱す人に対してはパワハラをしていいなんて法律はありませんし、あなたの行動が仮に正しかったとしても相手にパワハラだと言われてしまえば、今の時代厳しいものです。
どんなに嫌でもこちらから危害は加えない。これに徹しましょう。
あなた自身から直接伝えること(ただのトラブルのもと)
社内の役割、役職的に部下であれば直接指摘するべきですが、同じ一般社員にあたる場合は直接伝えることは危険です。
一見、はっきり言うことは相手のためにもなるし周知のためでもあると正義感があり素晴らしい行動に見えますが、トラブルの元なのでおすすめしません。
一般社員同士での争いは、上から見ればそれこそ仕事の弊害です。役職や働いている部署が離れれば離れ得るほど経緯がわからない人がほとんどでしょうから、和を乱しているとも判断されかねません。
あなたの正義感ゆえの行動で素敵なことなのですが、マイナスに働く可能性だって秘めているわけです。
だからこそ前述したとおり、まずは上司に報告の上、対応を待つのが吉なのです。
【補足】
ただ、お金の横領や報告の不正など、誰がみても悪とされえる行為はことが事体が発生する前に注意をしましょう。
直ちに上司へ報告するのはもちろんですが、起こってしまってからでは遅い場合もあるので、これに関しては例外です。黙っていたらあなたも加害者側になりかねないためすぐ指摘するのです。
仲間を作ろうとすること(仕事の目的はそれではない)
和を乱す人を嫌ったり、あなたの不満に賛同するような人物を増やす行動は辞めましょう。
仲間外れるにする話しと近いところがあるのですが、この行動自体がパワハラになりかねないのはもちろんですが、そもそも仕事の目的を履き違えているからです。
非営利団体でもない限り、売上利益の追求を社員に求めるでしょう。一般社員もそこで設定された目標を達成し全体貢献をすることが求められるのです。
少なからず和を乱す人に対して同じ不満を持つ人を仲間にすることではありません。仕事の目的を考えましょう。
あなた自身のあるべき姿
和を乱す人に気が取られがちですが、一度あなた自身があるべき姿を考えてみましょう。ネガティブなエネルギーは強いのでどうしても引っ張られてしまいがちですが、あなたが疲弊して潰れてしまっては元も子もありませんから…。
心の持ちようや考え方について説明をしていきます。
人生に関係のない人だから気にしない(自分の人生を生きるべき)
極論ですが、「人生に関係のない人だからほっとこう」これが一番強いです。
イライラする気持ちも重々わかりますし、この人がいないに越したことはないですが、いてもいなくても明日からあなたが大富豪になったり、急に役職を飛び越えた出世をしたりそんなことはないからです。
そして、もっと言うと死ぬまで今の会社で働き続けるわけではないですから、たまたま会社が同じ人であって赤の他人です。会社が同じだけの他人。この人のことなんてどうでもいいし気にしない。
これでいいのです。
明らか自分にマイナスになることをしてきたり弊害のレベルが度を超えている場合は、それこをれっきとした事実があるので上司が絶対対処をしてくれるでしょうから、ちまちましたことを気にする必要はないのです。
何度も言いますが赤の他人です。満員電車見つけるマナーが悪い人や飲み会の席で隣の卓にいるマナーの悪い学生に対して、一瞬はイラッとするかもしれませんが、他人ですから人ごとに済ませられますもんね?怒鳴ったり、殴りかかるような人はまずいないと思います。
全くこれと同じ理論で赤の他人ですから人ごとという認識でいてください。あなたの貴重な時間がネガティブで満たされる方が問題です。
赤の他人…人生で全く関係のない人…会社が同じだけで知らない…どうでもいい…
なんて、心の中で唱えたら自分の業務に集中をしましょう。
環境を変えることを考えてみる
前提として安易に転職をしてほしいとか、そういった話しではないのでご了承を!せっかく入った会社ですから。
ただ、上司に報告をしても改善がなかったり、職場環境そのものが和を乱すような行為を許すような風潮であれば、最終手段としてあなた自身が環境を変えて解決するしかなくなってきます。
あなたが社長や大きい権限を持つ役職者なら話しは別ですが、やはり自分の努力ではどうしようもないことは絶対に存在します。
特に会社の風土、ルール、制度、などは一般社員レベルで変えるのはまず難しいですから、ここを変えることを目標にするくらいなら、いっそ環境を変えて新しいスキルや経験を身につけた方が自分にとって得だと認識をしています(もちろん制度を変える努力をするなども素敵なことだが)。
自分にとって成長できる選択肢はどちらなのだろうか?
今や転職することへのハードルはだいぶ下がってますし、むしろキャリアアップ、スキルアップのために転職経験を重ねることはポジティブになるケースも多いので、自分にとってのポジティブを選びましょう。
自身の経験談
恐縮ながら、筆者の体験談を書かせていただきます。自身も職場の和を乱すような人にはすごく頭を悩ましました。
筆者のケースは、
- 別の部署内であえて報告を経営陣に上げない
- 予算の内訳についてブラックボックスにする
- 業務のチェックフローの中で特定の人物を故意的に抜く(フィードバック時に修正を言われたくないため)
なんてことが、特定の自分を中心に行われていました。主犯が役職者だったのでかなり難しいケースです。
ただ、この事実を別部署ながら報告を受け、請求書で上がってくる予算の振り分けなどおかしな点を自身の上司(経営陣)に報告をしました。
お金が絡むので例では書けませんが、
- 請求書に記載してある数字
- 予算の比率
など、前述したように圧倒的な数値の事実があったので、すぐに経営陣も動いてくれました。
主犯格を辞めさせるなどはなかなか難しいですが、体制の変更が行われ実質主犯格は降格。その事実に勘づいていたのか降格と同タイミングで転職を理由に退職をするなんてことがありました。
実体験から言えること
筆者の実体験のように、本当に和を乱す人が弊害になるようなことをしているのであれば、ちゃんとやっている人が損をすることはまずないと思っています。
好き嫌いという感情論ではなく事実をちゃんと伝えられることが前提ではありますが、和を乱している人も人間ですから、明らかに周囲によく思われてないと気づけば勝手に辞めていくものです。
上司だって現場に弊害がある人間は置いておきたくないですから、お飾りの無責任な上司でもない限りは対処をしてくれるでしょう。
何が起きても、あなただけは誠実に業務に取り組み続ければよいのです。これは僕自身が身をもって体験している事実なので間違いないです。
和を乱す人より、自分の成長を気にすべき
職場に和を乱す人がいる場合の対応方法や、逆にしてはいけないことを書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
この章の見出しにもある通り、和を乱す人を気にするより自分の成長を気にすべき!こんなメッセージが記事を通して伝われば嬉しいです。
和を乱す人を気にしても自分の成長はありませんし、それなら自分の成長にフォーカスを当てて目標に一直線に走っている方が絶対に成長しますからね!赤の他人を気にせず自分!これです。
と言ってもどうしても、和を乱す人が目についてしまうのが人間ですから、そんな時にこの記事で読んだことを少しでも思い出してくれたら筆者冥利に尽きます。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。