MENU

文句の受け皿になれる人が職場で圧倒的に強い理由を役職者が解説する

  • URLをコピーしました!
この記事を要約すると…
  • 文句の受け皿になれることは、器の大きさと信頼の証明であり、決して弱点ではない
  • 文句の中には仕事のヒントが隠れているが、経験上99%はただのストレス発散である
  • 筆者の場合、文句1つ=記事案1つになるので、文句を自分の仕事に活かす発想の転換でダメージを軽減できる
  • 会社と社員のミスマッチは恋愛の別れと同じで、合わなければ転職すればいいだけの話
  • 自分がブレずに結果を出し続けていれば、的外れな文句は自然と消えていく

「上司や先輩に文句ばかり言われて辛い」「なんで自分ばかり愚痴の矛先にされるんだろう」

こんな悩みを抱えながら仕事をしていませんか?毎日のように文句を聞かされる立場になると、「自分は頼りないから舐められているのかな」「もっと強く出るべきなのかな」と自信を失ってしまいますよね。

しかし、文句の受け皿になれるということは、実はあなたの強みかもしれません。

筆者自身も役職者として、日々さまざまな文句を受け止める立場にいます。最初は疲弊することもありましたが、視点を変えることで文句が貴重な情報源になることに気づきました。

さらに、文句を自分の仕事に活かす仕組みを作ることで、ダメージを受けるどころか糧に変えられるようになったのです。

そんな経験をしてきた筆者だからこそわかる、文句の受け皿になることの本当の価値と、文句に振り回されない思考法について、この記事では触れていきます。

「文句を言われることって、意外に悪くないのかも…」なんて思っていただけますように!

目次

文句の受け皿になれることは、器と信頼の証明である

文句の受け皿になれる人は強い。なぜなら、それは受け皿になれるほどの器や信頼があることの証明だからです。

私自身、役職者として働く中で、文句の受け皿になることが非常に多いです。良く見れば「話しやすい人」なのかもしれませんが、悪く言えば「文句を言われやすい」という欠点にも見えるでしょう。確かに、文句ばかり言われていると自分自身が疲弊してしまうこともあります。これは紛れもない事実です。

しかし、ここで重要なのは視点を変えることです。文句を言われるということは、相手があなたに対して「この人なら話を聞いてくれる」「この人なら受け止めてくれる」という信頼を持っているということ。つまり、文句の受け皿になれること自体が、あなたの器の大きさと信頼の証なのです。

文句の中には仕事のヒントが隠れている

文句の中には、実は仕事を進める上での重要なヒントが隠れています。

今の業務の問題点、各メンバーの視点、個々の能力——これらは普段なかなか見えにくいものですが、文句として口に出してもらうことで目に見える形になります。これは非常に価値のある情報です。組織を改善していくためには、現場の生の声を拾い上げることが不可欠だからです。

もちろん、中にはただ文句を言いたいだけの人、「自分はやっている」とアピールするために人の悪口ばかり言う人も炙り出されます。これはこれで面白いものです。誰が本質的な課題を見ているのか、誰がただ不満を吐き出しているだけなのか——文句の受け皿になることで、人を見極める目も自然と養われていきます。

文句を自分の糧に変える発想の転換

ここで一つ、文句を言われるダメージを軽減する方法をお伝えしましょう。それは「文句を自分の仕事に活かす」という発想の転換です。

例えば、私の場合は、私のところに上がってくるような文句が記事案になったりします。文句1つ=記事案1つになるので、ラッキーとすら覚えるのです。「ああ、この視点は他の人も抱えている悩みかもしれない」「この不満は記事にしたら共感を得られるな」と考えると、文句すらコンテンツの種になります。

このように、文句を別の形で昇華させる仕組みを自分の中に持っておくと、精神的なダメージは驚くほど軽減されます。文句をただ受け止めるのではなく、それを自分の成長や成果に変換する——この思考法を身につけることで、文句の受け皿になることが苦ではなくなるのです。

99%の文句は、ただのストレスのはけ口である

不思議なもので、文句なんて言わせておけばいいのです。

最初は文句が言いやすいと感じて、あれこれと愚痴を言ってくる人がいます。しかし、私の経験上、本質をついた文句は全体のわずか1%程度。残りの99%は、ただその人が思い通りにしたいだけ、あるいは業務のストレスをぶつけているだけで、本気で会社や業務のことを考えているケースは稀です。本当に稀なのです。

なんとなく会社のことや業務のことを絡めて、いかにも「組織のため」という雰囲気を出してくる人もいます。しかし、よくよく整理してみると「結局、自分が楽をしたいだけじゃないか」というケースが多々あります。結局、そういうものなのです。

文句への対処法は、優先順位と会社の方針で切り返す

「前に言ったじゃないですか!」と詰め寄ってくる人もいるでしょう。

そんな時は、「会社の優先度的に今は〇〇の改善が優先度高くてね」とか、「これは会社の方針だから、従うしかないよね」とか、冷静に伝えればいいのです。感情的にならず、事実とロジックで返す。これだけで十分です。

ここで一つ、言うか言わないかは別として心に留めておいてほしいことがあります。それは「どうしても会社の方針が気に入らなかったら、ミスマッチだから辞めるしかない」という現実です。

これは「辞めてほしい」という意味ではありません。ミスマッチというのは、どうしても起きてしまうものだという話です。

会社と社員のミスマッチは、恋愛の別れと同じである

考えてみてください。会社は求人の段階ではいいことばかり言いますが、実際に入社してみたら「話が違う」と感じることは珍しくありません。だから、どこの会社でもミスマッチは絶対に起きてしまうのです。これはどちらが悪いということでもありません。

男女でも、付き合って別れることがあるでしょう?付き合う段階ではお互い好きなわけです。でも付き合ってみたら、性格や考え方、育った環境、結婚を考えた時の収入など、いろんな複雑な要素が絡み合って「別れる」という判断をすることがあります。

会社も、ある意味これと同じです。入社してみて、実際に働いてみたら、いろんなものが見えてきたり、合わなかったりすることだってたくさんあります。それは当然のことなのです。

男女間でも「別れてはいけない」「離婚してはいけない」なんてルールがないように、会社だって同じです。終身雇用なんて時代ではないのですから、合わないと思ったら転職したって全然いいのです。幸い、この会社でやってきたことは職務経歴に書けますし、転職によって年収が上がることだってあるかもしれません。

私はこう言ってしまいます。というか、実際に何度も言ったことがあります。これは冷たい言葉ではなく、お互いにとって最善の選択肢を提示しているだけなのです。

文句を言わせておけばいい。あなたがブレなければ勝手に恥じる

少し話は逸れましたが、結論はシンプルです。文句なんて言わせておけばいいのです。

自分さえブレずに、ちゃんとやるべきことをやっていれば、結局、文句を言うことが恥ずかしくなる人たちさえ出てきます。なぜなら、結果が全てを物語るからです。あなたが成果を出し続け、チームを前に進めている姿を見れば、的外れな文句は自然と消えていきます。

特に、上司であるあなた自身が一番仕事をしている状態を作れば、文句なんて出ません。言えません。言いづらいオーラが自然と出てくるのです。行動で示すこと——これが最強の反論であり、最高のマネジメントです。

まとめ:文句の受け皿になれることは、リーダーの資質である

文句の受け皿になれるということは、決して弱さではありません。それは器の大きさであり、信頼の証であり、組織を見極める目を養う貴重な機会なのです。

向上心のある人なら、文句に振り回されることなく、その中から1%の価値ある情報を拾い上げ、残りの99%は受け流すことができるはずです。そして何より、自分がブレずに結果を出し続けることで、不要な文句は自然と消えていきます。

文句を恐れるのではなく、むしろ受け入れる。そして冷静に対処する。この姿勢こそが、職場で本当に強い人の在り方なのです。

とにかく、文句なんて言わせておけばいい。あなたがやるべきことをやり続けていれば、それでいいのです。

この記事を読んだ1人でも多くの方が、文句を言われることに対する捉え方を変え、職場での立ち回りが楽になり、悩みが1つでも減れば筆者冥利に尽きます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次