- 中小企業で役職に就いている人は、大企業に転職すると更に上のポジションに就ける可能性が高い
- 筆者は100人規模の中小企業から数千人規模のメガベンチャーに転職し、半年で部長職に昇進した
- 年収も600〜700万円から1000万円まで上昇した
- 大企業はポジション数が圧倒的に多く、チャンスが豊富にある
- 中小企業では上のポジションが詰まっており、どれだけ優秀でも昇進できないケースが多い
- 役職に就ける能力があるなら、大企業という大きな海で挑戦する価値は十分にある
「中小企業で役職に就いているけど、これ以上のキャリアアップは望めない…」「優秀な後輩が入ってきても、ポジションがなくて昇進させてあげられない」
こんな悩みを抱えながら日々の業務に向き合っていませんか?上のポジションが詰まっていて、どれだけ成果を出しても次のステップに進めない状況は、本当にもどかしいものですよね。
しかし、その状況は「会社の規模」が原因かもしれません。
筆者は100人規模の中小企業で部長職クラスのポジションにいましたが、それ以上の昇進は望めない状況でした。ところが数千人規模のメガベンチャーに転職したところ、なんと半年で部長職に就任し、年収も600〜700万円から1000万まで上昇したのです。
この経験を通して気づいた「中小企業の役職者こそ大企業で活躍できる理由」について、この記事では詳しく解説していきます。今のキャリアに限界を感じている方の、新しい可能性を開くきっかけになれば幸いです!
中小企業での限界:ポジションが詰まっている現実
筆者が以前勤めていたのは、従業員100人規模の中小企業でした。そこでは部長職クラスのポジションに就いており、年収は600〜700万円程度。一般的に見れば決して悪い待遇ではありませんでした。
しかし、組織構造を見渡すと、明らかな限界が見えていました。
トップには社長がいて、その下に社長の側近とも言える幹部がいました。経営が変わったタイミングで新社長が就任し、その社長が連れてきた側近の方が実質的なナンバー2のポジションにいたのです。
そして筆者はその下。社長が1番手、側近が2番手、筆者が3〜4番手といったポジションです。管理職と呼ばれる人は全部で4人しかいませんでした。
この状況で、筆者がそれ以上昇進できる可能性はほぼゼロでした。40代の社長が退任する可能性は当然ありませんし、側近の方も動く気配はありません。つまり、どれだけ成果を出しても、上のポジションに空きがない以上、役職が上がることはないのです。
役職が上がらなければ、給料が大幅に上がることも期待できません。もちろん業績が良ければある程度の昇給はあるでしょうが、役職が上がることによる大きな給与アップは望めない状況でした。
転職の決意:大企業という未知の世界へ
そんな状況の中、筆者は転職を決意しました。もちろん、それ以外にも様々な理由がありましたが、このポジションの限界も大きな要因の一つでした。
円満な形で退職し、次に選んだのは数千人規模のメガベンチャー企業でした。今までとは比べ物にならないほど大きな会社です。
正直なところ、不安は大きかったです。東京大学卒業など、優秀な人材がゴロゴロいる環境です。これほど大きな会社で働いた経験がなかったため、本当に通用するのか未知数でした。
自分がやってきたことには自信がありましたが、それがどこまで市場価値として評価されるのか、確信が持てなかったのです。
半年で部長職へ:予想を超える昇進スピード
ところが、いざ入社してみると状況は一変しました。
入社後、まず一般社員の中でも最上位のランクに到達し、その後チームリーダー(係長クラス)を経て、わずか半年でマネージャー職(課長クラス)に昇進したのです。
そしてさらに、その後すぐに部長職に就任しました。つまり、半年で3段階ほど飛び級で昇進したことになります。
年収も1000万円まで上昇しました。
これは筆者にとって、自分のやってきたことが間違っていなかったという証明になり、大きな自信にもつながりました。そして何より、前の会社よりも良いポジションに就けているという事実がありました。
なぜ大企業の方がチャンスが多いのか
この経験を通して、筆者が強く感じたことがあります。
それは「大きい会社ほどポジションが多く、チャンスが豊富にある」ということです。
もちろん個人の能力やスキルは重要です。しかし、それ以上に「そもそもポジションが存在するかどうか」が決定的に重要なのです。
小さい会社では、そもそもポジションが存在しないことが多々あります。筆者の前職のように、管理職が4人しかいない場合、5人目の管理職になるポジション自体が存在しないのです。
一方、数千人規模の会社では、ポジションが圧倒的に多く存在します。いや、正確に言えば「常に新しいポジションが生まれ続けている」のです。
数千人規模の会社では、事業が何十個も動いています。新しい事業が立ち上がれば、その事業の部長が必要になります。部長がいれば課長が必要になり、マネージャーが必要になります。
このように、どんどん新しいポジションが生まれ続けるのです。逆に言えば、ポジションが常に空いているとも言えます。
中小企業の構造的な問題
小さい会社では、長年勤めている人がポジションに鎮座していて、なかなかそのポジションが空きません。
その結果、後から入ってきた優秀な人材がどれだけ成果を出しても、上に上がれないという状況が生まれます。年収も大して上がらず、役職も上がらず、一般社員として働き続けるしかないのです。
これは会社にとっても、個人にとっても、非常にもったいない状況です。
優秀な人材が正当に評価され、キャリアアップできる環境があれば、その人はもっと大きな成果を出せるはずです。しかし、ポジションがないという構造的な問題によって、その可能性が閉ざされてしまうのです。
中小企業の役職者こそ大企業に挑戦すべき理由
筆者が実体験を通して確信したのは、「中小企業で役職に就いている人は、大企業でもっと上のポジションに就ける可能性が高い」ということです。
中小企業で役職に就けているということは、それだけの能力とスキル、仕事力があるという証拠です。管理職として組織をまとめ、成果を出してきた実績があるのです。
その能力は、大企業でも十分に通用します。いや、むしろ大企業の方が、その能力を発揮できる場が多いのです。
ポジションが豊富にあるということは、チャンスが豊富にあるということです。成果を出せば、すぐに次のステップに進むことができます。飛び級での昇進も珍しくありません。
もちろん、大企業には優秀な人材が多く集まっています。競争も激しいでしょう。しかし、中小企業で役職に就けるだけの実力があれば、その競争を勝ち抜く力は十分にあるはずです。
大企業だからこそ得られるもの
大企業に転職することで得られるのは、ポジションやチャンスだけではありません。
規模の大きい会社では、様々な事業や部門があります。そこで得られる経験の幅は、中小企業とは比較になりません。多様な人材と働き、大きなプロジェクトに関わり、より高度なスキルを身につけることができます。
また、大企業ならではのリソースや仕組みを活用できることも大きなメリットです。教育制度や福利厚生も充実していることが多く、長期的なキャリア形成の観点からも有利です。
そして何より、自分の市場価値を正確に把握できます。中小企業にいると、自分の能力が客観的にどのレベルなのか分かりにくいものです。しかし、大企業で優秀な人材と切磋琢磨することで、自分の立ち位置が明確になります。
今の環境に満足していますか?
もしあなたが中小企業で役職に就いていて、「これ以上のキャリアアップは難しいかな」と感じているなら、それは本当にもったいないことです。
あなたの能力は、もっと大きなフィールドで発揮できる可能性があります。もっと上のポジションに就き、もっと高い年収を得られる可能性があるのです。
「自分には大企業は無理」と思い込んでいませんか?「今の環境で十分」と自分に言い聞かせていませんか?
筆者も最初は不安でした。本当に通用するのか、自信がありませんでした。しかし、実際に挑戦してみると、予想以上の結果が得られたのです。
もちろん、転職がすべてではありません。今の会社で働き続けることにも価値はあります。しかし、「ポジションがない」という理由だけでキャリアの可能性を閉ざしてしまうのは、本当にもったいないことだと筆者は思います。
あえて大きな海で勝負してみる
中小企業という小さな池で大きな魚になるのか、それとも大企業という大きな海で挑戦するのか。
どちらが正解ということはありません。しかし、もし今の環境でキャリアの限界を感じているなら、大きな海に出てみる価値は十分にあります。
大企業にはポジションが豊富にあり、チャンスも豊富にあります。あなたの能力を正当に評価し、キャリアアップさせてくれる環境がそこにはあるかもしれません。
筆者の経験から言えることは、中小企業で役職に就ける能力があれば、大企業でも十分に戦えるということです。むしろ、ポジションが多い分、大企業の方が上に行きやすいかもしれません。
年収アップも期待できます。筆者の場合、600〜700万円から1000万円まで上昇しました。これは決して特殊なケースではなく、ポジションが上がれば当然ついてくるものです。
今の環境で満足できていないなら、一度大企業という選択肢を真剣に考えてみてください。あなたの可能性は、思っている以上に大きいかもしれません。
まとめ
中小企業で役職に就いているあなたには、大企業でもっと上のポジションに就ける可能性が十分にあります。
なぜなら、大企業にはポジションが豊富にあり、チャンスが多く存在するからです。中小企業では上のポジションが詰まっていて昇進できなくても、大企業では次々と新しいポジションが生まれ、キャリアアップのチャンスが巡ってきます。
筆者自身、100人規模の中小企業から数千人規模のメガベンチャーに転職し、半年で部長職に就任、年収も1000万円まで上昇しました。これは筆者だけの特別な話ではなく、構造的な理由があるのです。
もし今の環境でキャリアの限界を感じているなら、あえて大きな海で勝負してみることをお勧めします。あなたの能力は、もっと大きなフィールドで発揮できるはずです。
この記事を読んだ1人でも多くの方が、新しいキャリアの可能性に気づき、一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。そして、今抱えているキャリアの悩みが1つでも減れば筆者冥利に尽きます。最後まで見ていただき、ありがとうございました!
