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会社や上司の承認が遅すぎてもう次元の壁越えてますやん!即効解決法とは?

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この記事を要約すると…
  • 承認を得やすくする方法は明確な数値(費用対効果)やうまくいかなかった時の策を事前に提案にいれること
  • 社内承認に時間がかかるのは直属の上司の上にも承認フローがいくつかあることが多いため
  • 承認を待つ時間は、OKが出たらロケットスタートできるように仕込みの時間。チャンスと捉えるべき
  • 承認が出ないから「やりたいことが会社でできない」は言い訳であり、できない原因を自分と捉えるべき

「提案しているのに承認が遅くて仕事が進まない」「提案しているのにフィードバックがなくて困る」

せっかく会社のために働いてプラスになるよう提案をしているのに、上司のフィードバックが遅かったり社内の承認が出なくてイライラしていませんか?

この記事を書く筆者も”思い立ったらすぐ行動”に移したいタイプなので、「これやったら絶対売り上げがあがる!」なんてアイディアを提案に落とし込み、上司の承認が出るのを待っている期間は落ち着きませんでした。そして早くしてくれ〜と半ばイライラしてました笑

ただ、自分が当時の上司の立場になったからこそ、時間がかかっていた理由だったり、時間をかけず承認を出しやすい提案というのが理解できたので、今日はそのことについて詳しく説明をしていきたいと思います。

目次

早く承認を得る方法

「あれをやりたい、これをやりたい!」というベースの話しではなく、数字をしっかり持っていくことが早く承認を得るコツになります。

これをやることによって、どれくらいの費用対効果があるのか?費用対効果が出しづらいものであれば仮説でもいいので、「類似の企画であればこのぐらい効果が出ています」などのデータを持っていくことが大切です。

例えば、YouTuberとコラボする企画の場合、

「10万人に見てもらえば、さすがに1000人に1人ぐらいは買ってくれると思うので、合計で100人はPRした商品を買ってくれるのではないか?」

という自分なりの仮説をしっかり立てて提案をすることが大切です。

その上で大体どのくらいの売り上げになるのか?どれくらいの依頼費用になるのか?100個売れたらどのくらいの利益が出るのか?などの仮説を立て、いろいろな数字を示すことが大切です。

ただ、こういった稟議は上に行けば行くほど厳しい視点で精査されることが多いので、楽観的な数字だけでは本当にうまくいくのか疑いの目をかけらます。それをクリアするために、うまくいかなかったときのパターンも用意するようにしましょう。

例えば、仮説上では10万回再生されて1000再生に1人は買ってくれると想定をしていますが、実際には1000人ではなく3000人に1人しか買ってもらえないかもしれません。

100個商品が売れる想定が悪いケースだと30個程度になると思いますが、そうなったときにどうするかを考えておきます。

この動画をアウトプットした時点ではマイナスになったとしても、動画は残り続けますから、

・この動画を切り抜いて広告を出す
・この動画をバラ素材にして広告を出す
・この動画を撮るために撮ったオフショットを公開してもう一度話題を作る

など、うまくいかなかった場合の対策を考えておくことが大切です。大幅に黒字にならないかもしれませんが、仮に赤字になってもトントンでプラマイゼロくらいには持っていくというように、うまくいかなかったとしてもこうすることで損はさせないと伝えることが重要です。

それを伝えることができれば、承認される確率が高くなりますし承認を得やすくなります。

数字を具体的にすることで、「これ本当にうまくいくの?」と確認される手間も減りますし、うまくいかなかった場合の対策があるならやらせてあげようという気持ちにもなります。1日でも2日でも早く承認をもらうためにも、こういった努力は惜しまずしていきましょう。

承認に時間がかかるのは社内承認フローが存在するため

そもそも何で承認に時間がかかるのかという話をしていきます。

結論から言うと会社には申請フローや承認フローが存在しているためです。上司が怠慢をしているから…と考えがちですが、基本的にはそういうことではなく社内フローがより複雑であると理解しておくとよいです。

これは一般スタッフからは非常に見えづらいですが、どの会社にも存在しているはずです。

少数精鋭のベンチャー企業の場合であれば、決裁権者が直属の上司だったりするので、その人がOKと言えばすぐに実行できるものですが、会社が大きくなるにつれて一つの承認を得るにも複雑になります。

まずは

自分の直属の上司である現場の責任者
→課の責任者
→部の責任者
→最終決裁者

といった具合に、2段階、3段階、4段階と、大きい会社になればなるほど承認を得るのに数多くのステップが必要になります。

その上で、それぞれの課長や部長、決裁者も承認をすることだけが仕事ではないので、普段の一般的な仕事をした上で承認をしていくためすぐに対応できるものではありません。

そのため、一つ一つの承認フローで数営業日かかります。2営業日ずつかかるとしたら、3段階の承認フローがあればそれだけで6営業日かかる計算になります。

そこに「詳しく聞きたいからMTGで話を聞きたい」という要望が挟まると、スケジュールが1週間先まで押さえられないこともあり、プラス5営業日(1週間)かかることもあります。そうなると10営業日、丸々2週間かかることになります。

こんなことの繰り返しで1ヶ月なんてこともざらにあります。この記事に訪れてくれた方は、まさにそんな経験をしてモヤモヤしているからこそ、たどり着いてくれたでしょう。

時間をかけてでも社内フローが存在する理由

このフローに関しては、一見するとやりづらかったり時間の無駄だと感じる機会が多いと思います。さらに実際に無駄なことも多々あるでしょう。

ただ、組織が大きくなると全員のやりたいことや提案をストレートに認めていたら、統率が取れなくなりますし、誰も責任を取れなくなってしまうので、こういったことは必要なのです。

自分ごとに置き換えて考えてみてほしいのですが、例えば新卒3人の面倒を見ることになり、次の日から「今の若い子に刺さるのはこうだから、広告を少し出してください」と頼まれたとします。

そこで自分が「じゃあやってください」「やりたいことは全部承認を取らずにやっていいですよ!」と許可を出したとしましょう。

これでうまくいけばいいですが、当たり前にうまくいかないことの方が多いはずです。広告費をかけて損失が出た時点であなたは責任を取れますか?取れませんよね?自分の給料からその分を引かれるなんてことは絶対にありません。責任を取れと言われても謝ることくらいしかできません。

自分がやりたいことを言う側だと、遅いな、早く承認してほしいと不満を感じがちですが、言われる側からすればリスクがつきまとうので、承認フローをしっかりと経て部や課としてOKと認められた上でやることが重要です。

社内フローに沿って進んだ例

実際に筆者の例だと、自分の部下がやりたいと言ったことに対してポジティブなフィードバックをした上で、社内承認を得るためにルールに則り様々な事前資料を作ってもらったり準備をしてもらいました。

一方、違う部署の子は上司からポジティブなフィードバックをもらったことをいいことに、社内のフローに沿わずに実務を進め始めました。

スタートして1ヶ月を見ると、自分の部下よりも、他部署の部下の方が進んでいるように見えました。社内のフローを無視して実務に落とし込んでいるので、スタートダッシュが違う分進みは早いです。

ただ、2ヶ月、3ヶ月、さらに半年と時間が経つと、社内のフローに沿って物事を進めていった方が結果が出ているのです。

社内フローに則らずにに進めてしまった他の部署の子は、もう事業をやめてしまっています。肝心なところで承認が得られず、再考という形でモチベーションも低下し、結局市場にアウトプットができませんでした。

守った上で承認をしっかり得られていると会社のバックアップがあるので承認さえ出れば進みが早くなることがあります。この事例では、実際に広告費を出してもらいやすくなったり、業務の調整をしてもらいやすくなったりと、さまざまなメリットがありました。

待っている時間は仕込みのチャンス

会社の利益や自分に与えられた役割を全うするという大前提がある上での話ですが、その上で本当にやりたいことがあるのであれば待ち時間をチャンスと捉えるべきです。

仮に、NGが出たらどうしようと考えずに、承認が得られた場合すぐにでもアウトプットできるように準備を進めたり、次に承認を得るための準備を事前に考えておきましょう。

仮にNGが出たらもったいないと感じがちですが、実際にやりたいことを進めて承認が得られなかったとしても、0が0になっただけで失うものは何もありません。NGが出たからといって、来月の給与が減るわけでもなく降格するわけでもありません。何かペナルティがあるわけでもないのです。

であれば、NGができた時のことを想定するよりも、OKが出たときにすぐにスタートできるようにこの期間に積み上げをしておくべきです。

ただ、注意点としては周囲を巻き込むような準備をすることがあれば、まだ承認は得ていないということを事前に伝えておくべきです。「決定事項ではなく稟議を通している途中であるからNGと言われる可能性もある」というように。

ただ、最後に念押ししておきますが、これらはあなたに今与えられている業務を全うしていることが大前提の話です。

新しいことをやるからといって任されている仕事を厳かにしてはいけません。もしそうなっている場合は、シンプルに勘違いですので注意が必要です。

「承認が出ないからできない」は言い訳

会社のためだと思って「やりたい!」と提案をしたことでも会社で実現できないことは多いと思います。どんなに頑張って提案書を作ったり収支のプランを考えても、承認を得られずNGになってしまうことは当たり前にあります。

そのときに、承認してくれない上司や会社のせいにしがちですが、この他責マインドを持ち始めたら終わりです。

もし駄目だと言われても、あくまで自分の提案が甘かったとか、任せてもらえるだけの信用がなかったという自責マインドを持つようにしましょう。

組織が大きすぎるがあまりやりたいことがやりづらい環境であっても自責で捉えるべきです。その環境を選んで入社したのは自分だということ。その会社に毎日出社するという選択をしているのも自分だということ。この事実もしかと受け止め自責にします。

この自責の気持ちを持った上で、”自分はもっとアイディアを会社に提案して良くしていきたい” という思いが強い場合は、今よりも風通しがいい少数精鋭の環境に行くことを検討したり、今勤める会社新規事業を進める部署への異動を希望するなどのアクションを起こすべきです。

自発的な行動は素敵なことだから続けるべき

承認を早くもらう方法や、社内の承認に時間がかかる理由を詳しく説明していきましたがいかがだったでしょうか?

数字を出した上で、うまくいかなかった時のことも書くと承認が通りやすかったり、とにかく社内の承認フローが多く複雑が故に時間がかかることが少しでも伝われば幸いです。

筆者が想像するに、この記事に辿り着いてきてくれた方は、自発的にアクションを起こし上司に対して提案ができる方々だと思っています。それ故に承認がなかなかできずイライラしていると。

時間がかかっているのに承認を出してもらえなかったり、そもそもフィードバックすらないことも絶対にあると思います。

ただ自分がやりたいと思ったことを提案するなど、自発的に行動をすることは非常に素敵かつ、多くの会社で求められる推進力という力に間違いないので、自分の魅力として捨てるべきでは絶対にないです!

諦めずに何度も何度もチャレンジすべきですし、もし環境的に難しいのであれば、その能力が活かせる環境が必ず存在するはずです。

自発的に動ける皆さんの会社に対しての提案が、1つでも多く通るようなことが筆者冥利に尽きます。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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