- ついていけないのは実力不足ではなく慣れの問題
- 学生から社会人になったなど、自分自身の人生で大きな変化を乗り越えられているから大丈夫
- 今に執着せず、「どうせまた変わるから」というメンタルが重要
「会社の変化についていけなくて不安」「会社の体制が変わり大きく方針が変わって不安」
こんな思いを抱きながら毎日仕事をしていませんか?
結論から言うと、あなたの能力が低いからついていけないのではなく、シンプルに慣れの問題だから心配しなくて大丈夫!です。
この記事を書く筆者も、勤める会社が急に買収されて経営陣や現場のTOPが急に次の日から変わるなんてことがあり、スタッフの大半が「ついていけない…」と口にするパニック状態を経験しました。
この時確かに離職者も出ましたが、1ヶ月2ヶ月と経っていくと馴染むもので、「実力ではなく慣れでしかないな」なんて肌で実感したものです。
そんな実体験を元に、変化についていけないと感じる人の助けになるような内容をこの記事では書いていきます。
会社が変化し始めた時の捉え方
「会社が変化し始めたな…」「なんかついていけてない?自分」なんて感じ始めたら、
- まだ慣れてないだけ
- 変化に早くから気づけてラッキー
くらいに捉えるのが重要なので下記で補足をしていきます。
実力不足ではなく慣れの問題
会社の変化について行けないと悩んでいる人も多いと思いますが、その変化というのは慣れることに尽きると思います。部署が変わった、上司が変わった、転勤になったなど、自分だけが不慣れな環境に置かれることは確かにあります。
しかし、会社全体やチーム全体の変化については、あなただけではなく誰もが不慣れで不安に思っています。そのため、自分だけがついていけないなんて思う必要は全くありません。ましてや実力不足だななんて勝手に決めつけるのは絶対に辞めてください。
ただ単に慣れの問題であるため、「早く慣れればいいな〜」くらい、気軽な捉え方をしていきましょう。
“会社の変化についていけない”と気づいていることが優秀
この”会社の変化についていけない”と自分自身を客観視できていることが非常に優秀です。
そもそも変化を受け入れられない人、そして変化に気付かない人も普通にいます。同じ会社、同じ環境、同じ同僚と仕事をしていますから、変化に気付かなくても意外になんとかなってしまうがためにです。
にもかかわらずしっかり変化に気付いているのですから、周囲が見れている証拠ですし危機感を持って仕事に向き合えているなによりの証明とも言えます。
隣の芝は青く見えるもので、同僚が会社の変化にうまくついていっているように見えるかもしれませんが、実際はそうではありません。自分が感じているだけで外から見たら全然差はないのです。
この変化に敏感になって今の段階で気付けたこと。これをポジティブに捉えて先に進めばよいだけです。
何事も変化をし続けることは重要なこと
変化はストレスがかかりますから、できるなら変化をしたくないというのが誰にでもあります。防衛本能が働くなんて表現をされること多いです。しかし、どうしても生きていくには変化が必要なのでその理由について説明します。
会社は変化をしないと生き残れない
会社は変化しなければならないものです。
もちろん、「昔から愛用してきたからパッケージのデザインは変えない方が良い」など、お客様から見たときに変わらない方が良いと感じることは存在します。
ただ、職場環境における働き方運営体制、使用ツールなどは日々変わらなければ次第に競合との競争に負けてしまうのが現実です。
例えば請求書の処理を考えてみましょう。昔は全て郵送で行っていましたが、今ではメールでPDFを送るだけで済みます。SaaSの会計ソフトを使えば、PDFの添付すらもいらず自動でメールを送ってくれるなんてサービスも存在するほどです。
ツールを一つ取っても、商品を売るための文章を書く場合は知識がない人がゼロから文章の書き方を覚えることも重要ですが、今は文章を書いたり、画像を作ってくれるAIツールが豊富にあります。
長い時間をかけて習得した上の世代の人には申し訳ないくらい、デジタルネイティブの新卒が入ったその日からAIやスマホアプリを使いこなして戦力になるようなことだって起こってしまうのです。(実際に筆者の会社でも起きた実体験です)
変化をすることで会社としてアウトプットのスピードが早まったり、作業の効率化が進んで、今まで手を出せなかった新しいことに挑戦できるようになります。
結果を出している企業ほどそのサービスを真似して新しいことを始める企業が出てきますし、後発の会社ほど少数精鋭の若いチームがとてつもないスピードで追い上げてきます。
そんな相手にも負けないように、今うまく行っている会社でも変化を好み成長し続ける必要があるのです。
変化は避けられない。これはどんな会社にいようと起こりうるものだと理解しましょう。
実は自分だって変化をしてきている
変化を好む好まないは人それぞれですが、自分自身は今まで変化してきたという事実だけは忘れてはいけません。
例えば、学生から社会人になるというのはあなたにとって大きな変化です。加えて、今社会人を全うしているということは、しっかりと変化に対応できている証拠でもあります。
大学生から社会人になるタイミングで、関わりがある同世代の人も変化をしていったので、「みんなが就職活動を始めるから自分もしよう」「内定をもらったから会社に入社しよう」と周囲と足並みを揃えただけのつもりかもしれませんが、十分変化しています。
学生時代の生活と今の生活、責任、生活リズム、関わる人、思い浮かべればも何もかもが変化をしていて、その度に自分は対応してきていることがわかると思います。
なので、自分が思っているより、あなたは既に変化に対応できる人間です。変化に対しる捉え方はいろいろありますが、この事実だけは決して忘れてはいけません。
時の流れに身を任せるのが一番
時の流れに身を任せるのが最善だという話をします。
結論として、あなたが社長でもない限り、会社の変化は防げないものなので、何かいい方法はないかと考えたり、前の状態に戻ろうなんてすることは辞めましょう。
もし変化すると会社が決めて方針が変わったのであれば、それは覆らないので変化することは仕方がないと思ってください。そうした変化に流されるのが最も良い方法です。
そして変化をしていく中で何か問題が起これば、前の状態に戻そうとするのではなく現在の変化を基に改善案を考えることが重要です。
間違っても「前の方が良かった」と言うべきではありません。このような発言をすると、変化に対応できない人間だと見られてしまいますし、自分自身も変化に対応できないという印象を持たれてしまいます。
会社に入ったときに目障りだと感じた、頭が固い上司やお局さんのような人になりたいですか?「昔はこうだった」と過去に執着し始めた瞬間、あなたも仲間入りしかねません。
そうなりたくなければ時の流れに身を任せ、変化に対して盾をつかず流されることも大切なのです。
今に執着しないことが大事
ほどよく、今に執着しないことが大事です。
今に執着しすぎると、変化に対して非常にネガティブになってしまうことが多いです。なので「どうせまた変わる」と思って、今起こっている変化を捉えてしまいましょう。
業務に対して一つ一つに執着し、「これは自分しかできない仕事だから頑張ろう」という思いは大切ですが、自分しかできない仕事などほとんどないので、そのような気持ちで仕事をするのは避けるべきです。
自分だけができる仕事と考えてしまうと変化が難しくなります。様々な人とコミュニケーションを取り、業務の引き継ぎや共同作業を積極的に行うことが重要になります。
“慣れるまでの辛抱” この気持ちでいこう
会社の変化についていけないのはあなたの実力不足ではなく”慣れ”の問題であり、自分自身も変化を繰り返してきたから大丈夫ということを書いていきましたがいかがだったでしょうか?
できることなら慣れた環境で働き続けたいというのが本音だと思いますが、久しぶりに実家に帰ったら周囲のお店が変わっていたり、ガラケーがスマホに変わったりなど、身の回りが変わるのと同じように生きていれば何もしていなくても勝手に変化は訪れるものなのです。
今はついていけないと思うかもしれませんが、あなたが今社会人を続けていることが変化に対応をしてきた何よりの証なので、ネガティブになり過ぎず慣れるまで辛抱だと思って乗り切りましょう!
この記事を通じて、会社の変化についていけないと思う方の悩み、不安が1つでも減らすお手伝いができれば筆者冥利につきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。