- 仕事の能力と学歴は直接的な関係はないが、採用時に「努力できる人かどうか」の判断基準として見られることはある
- 筆者自身は高学歴ではないが、数千人規模のメガベンチャーで部長職/年収1000万超を実現している
- 学歴や職歴、スポーツ歴は「過去に努力した証明」でしかなく、仕事での成果とは別物
- 年齢が上がるほど、過去の実績よりも現在の実力や成果が評価される
- 今からでも遅くない。学歴がなくても努力次第でキャリアは切り開ける
「学歴がないから転職が不安」「高学歴の人には勝てない」
こんな悩みを抱えながら、日々の仕事に臨んでいませんか? 周りの高学歴な同僚を見て、自分には勝ち目がないと感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、はっきり言います。仕事の能力と学歴に直接的な関係はありません。
筆者自身、大学すら出ておらず、専門学校も中退しています。26歳まで定職にも就かず、怪しい不動産営業や失敗した起業経験しかありませんでした。そんな筆者が今では、東大や京大卒のエリートが集まる数千人規模のメガベンチャーで部長職に就き、年収1000万円を超えています。
採用に関わる立場になって気づいたのは、学歴が見られる本当の理由です。それは「努力できる人かどうかの判断基準」でしかないということ。
この記事では、学歴と仕事の関係について、採用側の視点も交えながら本音で語っていきます。学歴コンプレックスを抱えている方の悩みが少しでも軽くなれば幸いです。
学歴は仕事の能力とは関係ない【結論】
まず結論から申し上げます。仕事における成果と学歴に、直接的な因果関係はありません。
これは綺麗事でもなんでもなく、実際に採用や人事評価に関わる立場として感じている事実です。
確かに大企業やメガベンチャーには高学歴な人が多い傾向にあります。しかし、それは「高学歴だから仕事ができる」のではなく、「努力できる素養がある可能性が高い」と判断されやすいからです。
筆者自身が生きた証拠です。大学どころか専門学校すら中退し、26歳で初めて正社員として就職しました。それまでは不動産営業をやったり、起業して1年で会社を潰したり、お世辞にも立派な経歴とは言えません。
それでも今、東大や京大出身のエリートたちと肩を並べて働き、部長という役職に就いています。これが何よりの証明ではないでしょうか。
採用で学歴が見られる本当の理由
では、なぜ採用の場で学歴が参照されるのでしょうか。
採用に携わる立場として率直に言えば、学歴は「努力できる人かどうか」を測る一つの指標だからです。
例えば、誰もが知る有名大学に合格している人を見れば、「少なくとも受験までは努力を積み重ねてきたんだな」と判断できます。筆者自身は大学受験すらしていないので、その努力がどれほどのものかは正直わかりません。しかし、ある程度の努力なくして難関大学には入れないことは理解できます。
つまり、学歴は「過去に努力した証明書」のようなものなのです。
しかし、ここで重要なのは、あくまで「過去の努力」の証明でしかないということ。仕事で成果を出せるかどうかは、全くの別問題です。
スポーツでも同じことが言える
これはスポーツの世界でも同様です。
「甲子園に出場しました」「全国大会に出ました」という経歴を聞けば、確かにすごいと思います。筆者も野球をやっていたので、甲子園に行くことがどれだけ大変かはよくわかります。
厳しい上下関係の中で、過酷な練習に耐え、仲間と共に努力を積み重ねてきたのでしょう。その努力は素晴らしいものです。
しかし、甲子園に行ったから会社で使えるかというと、それは全く別の話です。
ここは本当に厳しいことを言いますが、スポーツでの実績も学歴と同じく「努力できる人かどうかの判断材料」でしかありません。別に甲子園に行かなくても、部活動を3年間真面目に続けたという事実があれば、「一定の努力ができる人だな」と判断する材料にはなります。
年齢が上がれば過去の実績は意味をなさない
さらに言えば、年齢が上がれば上がるほど、過去の学歴や実績の価値は下がっていきます。
40歳の人が「高校3年生の時に甲子園に出ました」と言っても、それは20数年以上前の話です。面接の場で話のネタにはなるかもしれませんが、それで評価されることはほとんどないでしょう。
学歴も同じです。新卒採用では学歴が見られることがあっても、30代、40代になってから「○○大学卒です」と言っても、それだけでは評価されません。
重要なのは、今、何ができるのか。これまでにどんな成果を出してきたのか。それだけです。
つまり、過去にどれだけ優秀な大学に入っていようと、どれだけすごいスポーツ実績があろうと、社会人としての実績がなければ意味がないのです。
学歴がなくても今からでも遅くない
ここまで読んで、「じゃあ学歴がない自分はどうすればいいんだ」と思った方もいるかもしれません。
安心してください。今からでも全く遅くありません。
筆者自身、26歳で初めて正社員として働き始めました。それまでの職歴は褒められたものではありませんでしたが、入社してから必死に努力しました。
その結果、入社半年で部門長に昇進し、今では年収1000万円を超える収入を得られるようになりました。学歴なんて一切関係ありませんでした。
大切なのは、今この瞬間から努力できるかどうか。それだけです。
過去の学歴や職歴を嘆いている暇があるなら、今日から何か一つでも行動を起こすべきです。資格の勉強を始めてもいいし、副業にチャレンジしてもいい。社内で誰よりも成果を出すために動いてもいい。
学歴コンプレックスを武器に変える方法
むしろ、学歴がないことをバネにして成長することができます。
筆者自身、高学歴の同僚たちと働く中で、「学歴では勝てないから、実績で勝つしかない」と思って必死に努力してきました。そのハングリー精神が、今の立場を築く原動力になったと確信しています。
学歴がないことは、決してハンデではありません。それをどう捉えるかは自分次第です。
コンプレックスを抱えて卑屈になるのか、それとも「見返してやる」というエネルギーに変えるのか。選ぶのはあなた自身です。
採用側が本当に見ているポイント
最後に、採用に関わる立場として、本当に見ているポイントをお伝えします。
それは、「この人は入社後に努力を続けられるか」**という一点です。
学歴があろうがなかろうが、スポーツで実績があろうがなかろうが、入社してから努力しない人は伸びません。逆に、学歴がなくても入社後に必死に努力する人は、どんどん成長していきます。
だから、面接では「過去にどんな困難を乗り越えてきたか」「挫折からどう立ち直ったか」といったエピソードを聞きます。そこに、その人の努力する力が見えるからです。
学歴は一つの参考材料にはなりますが、それだけで判断することは絶対にありません。
まとめ:学歴は関係ない、大切なのは今の努力
ここまでお読みいただき、いかがでしたか。
仕事における成果と学歴に、直接的な関係はありません。学歴は「過去に努力した証明」でしかなく、仕事で成果を出せるかどうかとは別問題です。
年齢が上がれば、過去の学歴や実績よりも、今の実力と成果が評価されます。だからこそ、今からでも遅くありません。学歴がなくても、今この瞬間から努力すれば、いくらでもキャリアは切り開けます。
筆者自身が証明です。大学も出ず、26歳で初就職した筆者が、今ではメガベンチャーで部長職に就き、年収1000万円を超えています。
大切なのは、過去ではなく、今と未来です。
学歴コンプレックスを抱えている時間があるなら、今日から一つでも行動を起こしてください。その積み重ねが、必ずあなたのキャリアを変えます。
この記事を読んだ1人でも多くの方の悩みが1つでも減れば筆者冥利に尽きます。最後まで見ていただき、ありがとうございました!
