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【MTGはアピールの場と割り切れ】8割は無駄だと思う会議を有効活用して出世した方法

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  • 会社員生活の8割のMTGは無駄だが、それを嘆くのではなく「自分のアピールの場」として活用すべき
  • MTGでは相談ではなく結論を持っていき、問題は小さくても報告し、自分の役割を明確にすることが重要
  • 週次報告では数字とタスクを明確にしたフォーマットで報告することで、確実に評価される
  • 筆者はこの方法で最短出世を実現し、無駄なMTGを攻略してきた実績がある
  • MTGを減らす権限がまだない立場なら、まずはMTGを使いこなして出世することが先決

「また無駄な会議が増えた…」「このミーティング、意味あるの?」

こんな愚痴をこぼしながら日々の業務に追われていませんか?特に大手企業やメガベンチャーに勤めている方なら、週の半分以上がMTGで埋まっている状況も珍しくないでしょう。調整会議、進捗報告、部署間のすり合わせ…正直、8割は無駄だと感じているのではないでしょうか。

しかし、ここで重要な視点があります。「無駄なMTGをなくせ」と主張するのは簡単ですが、それを実行できる権限を持っている人はごく一部。多くの会社員は、無駄だとわかっていても参加せざるを得ない立場にいるのです。

筆者は32歳で大手ベンチャーの役職者として働いていますが、実はこの「無駄なMTG」を徹底的に活用することで最短ルートで出世してきました。前職でも同様に、MTGをアピールの場として使い倒してきたのです。

この記事では、まだMTGを減らす権限がない、でもとにかく出世したいという向上心のある方に向けて、無駄なMTGを自分の武器に変える具体的な方法をお伝えします。文句を言う前に、まずは使いこなす。それが最短の成功ルートです!

目次

会社員の8割のMTGは確かに無駄である

まず前提として、筆者も「MTGの8割は無駄」という意見には完全に同意します。

社員100名程度の企業からメガベンチャーと言われる数千人規模の会社に転職してから、この実感はさらに強くなりました。部署間の調整MTG、グループ企業とのすり合わせ、役職者会議、メンバーとの1on1…気づけば1週間の半分以上がMTGで埋まっているのです。

そして、その中の多くは「前回と同じことを話している」「結論が出ない」「参加する必要があったのか疑問」といった内容ばかり。これは紛れもない事実です。

MTGを減らすべきだという主張は正しいでしょう。しかし、ここで重要なのは「今のあなたにそれを変える権限があるか?」という点です。

権限がないなら、まずは使いこなして出世しろ

「無駄なMTGを減らしたい」と思っても、それを実行できるのは経営層や部門長クラスの権限を持つ人だけです。一般社員や若手マネージャーレベルでは、どれだけ正論を振りかざしても会社の仕組みを変えることはできません。

だからこそ、筆者は声を大にして言いたい。

「無駄なMTGを嘆く前に、それを自分のアピールの場として徹底的に使い倒せ」

筆者自身、この戦略で前職でも現職でも最短ルートで出世してきました。無駄だと思いながらも、そのMTGを攻略することで確実に評価を勝ち取ってきたのです。

MTGを変える権限が欲しいなら、まずはMTGを使いこなして出世する。これが最も現実的で確実な方法です。

MTGで絶対に意識すべき4つのポイント

では、具体的にMTGをどう活用すればいいのか。筆者が実践してきた方法を4つのポイントでお伝えします。

1. とにかくアウトプットを意識すること

MTGに参加する際、最も重要なのは「何かしらのアウトプットを出す」という姿勢です。

ただ座って話を聞いているだけの人と、具体的な数字や進捗、提案を持ってくる人では、評価が天と地ほど違います。「あの人はいつも具体的な報告をしてくれる」と上司に認識されれば、それだけで大きなアドバンテージになるのです。

2. 相談ではなく結論を持っていくこと

多くの人がやってしまう失敗が「相談ベースでMTGに臨む」ことです。

「どうすればいいですか?」「悩んでいます」といった相談は、上司からすれば「丸投げ」にしか見えません。一方で「こうすべきだと考えますが、いかがでしょうか?」と結論を持っていけば、「この人は自分で考えて動ける人だ」と評価されます。

相談するにしても、必ず自分なりの結論を添えること。これがMTGでの鉄則です。

3. 問題があれば小さくても報告事項に入れること

報告すべきは良いニュースだけではありません。むしろ、小さな問題やリスクを早期に報告できる人こそ、信頼される人材です。

「まだ大きな問題じゃないから…」と隠していると、後で大問題になった時に「なぜ早く報告しなかった」と責められます。小さな段階で報告しておけば、「リスク管理ができる人」として評価されるのです。

4. 自分の役割の確認は忘れないこと

MTGの最後には必ず「私の担当は〇〇で、△△までに完了させます」と自分の役割を明確にしましょう。

これにより、次のMTGで「あれ、誰がやる予定だったっけ?」という事態を防げますし、自分の仕事を明確にアピールすることにもつながります。

週次報告で差をつける!具体的なアウトプット方法

特に重要なのが、週次定例や進捗報告のMTGです。ここで他のメンバーと差をつけることができれば、確実に評価は上がります。

筆者が他の記事でも繰り返し伝えているアウトプット方法を、改めてお伝えします。

週次報告で必ず含めるべき項目は以下の4つです。

  1. 会社や与えられた業務のKPI達成状況
  2. 未達成の場合、それを達成させるための具体的な方法
  3. 今週・今月の具体的なタスク
  4. 目標や狙いどころにズレがないかの確認

これ以外は、極端に言えば「雑談」に当たると筆者は考えています。

ポイントは数字の管理とタスクの約束が明確な部分です。曖昧な報告ではなく、定量的かつ簡潔に報告することで、上司は「この人は信頼できる」と判断します。

最強の報告フォーマットを公開

ポイントは数字の管理とタスクの約束が明確な部分です。

  1. 前週の実績
  2. 目標に対する達成率
  3. 未達幅or達成幅
  4. 未達or達成要因
  5. 今週達成させるためのタスク
  6. 達成させるために必要な権限(相談)

※週の売り上げ目標100万円(月間400万)のコスメ通販事業を担当しているAさんの場合※

上司さんへ

お疲れさまです。

4月1週目の週次報告をお送りいたします。
不明点や追加で必要なタスクがございましたらお申し付けください

◆実績

週間目標:100万円
週間実績:89万円
達成率:89%
差異:−12万円

月間目標:400万
月間実績:89万
達成率:22%

◆未達要因

  • 週末の500円クーポンの使用率が目標に対して8割
  • LINEからの流入数が前週比で-15%
  • 商品Aの検索順位が週末1位から3位に下落したため

◆今週達成させるためのタスク

  • LINEの登録者限定クーポンを発行し新規会員を増やす配信をする(配信用画像の作成)
  • 商品Aの検索対策、商品ページのテキスト書き換え
  • 商品Aの検索順位下落の調査→報告からタスクだしまで

◆達成させるための権限や相談

商品Aの検索順位下落を調べたら火曜日の12時までに報告いたしますのでフィードバックいただければ幸いです。

もし、広告費が必要な場合は、費用対効果を算出したのち利用の許可をいただきたいです。

お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

こういった報告を上司に提出し、部下には提出をさせます。

  • 【実績】一番大切な部分を一番先に持ってくる
  • 【未達要因】振り返りを完結に行う ※過去より次が大切なため簡潔に
  • 【今週達成させるためのタスク】未来の行動計画を明確に記載する
  • 【達成させるための権限や相談】上司に認めてほしい権限や相談事項を記載する ※達成させるために〜という主語の上で

補足をするとこんなイメージです。

参照元:無駄な会議から抜け出し意味のある会議を作る方法より

【実績】一番大切な部分を一番先に持ってくる

まず結論から。これは報告の鉄則です。上司が最も知りたいのは「で、結果どうだったの?」という点ですから、それを冒頭に持ってくることで、相手の時間を奪いません。

【未達要因】振り返りを簡潔に行う

過去より次が大切なため、簡潔に。ダラダラと言い訳を並べるのではなく、事実を淡々と伝えます。

【今週達成させるためのタスク】未来の行動計画を明確に記載する

これが最も重要です。「未達でした」で終わらせるのではなく、「だからこうします」という未来志向の提案がセットになっていることで、上司は安心して任せられます。

【達成させるための権限や相談】上司に認めてほしい権限や相談事項を記載する

ここでのポイントは「達成させるために〜」という主語です。単なる相談ではなく、「目標達成のために必要な支援」という形で伝えることで、前向きな印象を与えます。

このフォーマットがもたらす3つのメリット

このフォーマットを徹底することで、以下のような効果が得られます。

メリット1:「仕事をやっているのに評価されない」がなくなる

定量的な報告によって、自分がどれだけ動いているかが可視化されます。「頑張っているのに伝わらない」という不満は、報告の仕方が悪いだけのケースがほとんどです。

メリット2:「働いていないと思われる」リスクの解消

上司は部下の日々の行動を全て把握しているわけではありません。報告がなければ「何をやっているか分からない=働いていない」と判断されてしまいます。このフォーマットで報告すれば、そのリスクはゼロになります。

メリット3:信頼残高が積み上がる

継続的にこのレベルの報告をしていると、上司からの信頼が確実に積み上がります。「この人に任せておけば大丈夫」と思われれば、より大きな仕事を任されるようになり、それがさらなる評価につながるのです。

無駄なMTGこそ、差をつけるチャンス

ここまで読んで「確かに無駄なMTGは多いけど、使い方次第では武器になるな」と思っていただけたでしょうか。

多くの人が「また無駄な会議だ」と思って適当に参加している中、あなただけが具体的な数字とタスクを持って臨んでいたらどうでしょうか。圧倒的に目立ちますし、確実に評価されます。

無駄なMTGをなくすのは正論ですが、それができるのは権限を持った後の話。まずは目の前のMTGを徹底的に使い倒し、出世する。そして権限を得たら、その時こそ無駄なMTGを減らせばいいのです。

文句を言うだけで終わるのか、それとも現状を武器に変えて成長するのか。選ぶのはあなた次第です。

無駄なMTGを自分のステージに変えよう

無駄なMTGは確かに存在します。しかし、それを嘆いているだけでは何も変わりません。

むしろ、多くの人が「無駄だ」と思って適当に参加しているからこそ、あなたがきちんと準備して臨めば圧倒的に差をつけられるのです。

MTGではアウトプットを意識し、結論を持っていき、小さな問題も報告し、自分の役割を明確にする。

週次報告では数字とタスクを明確にしたフォーマットで報告する。

これを徹底すれば、確実に評価は上がります。筆者自身、この方法で最短ルートで出世してきました。理論ではなく、実践で証明済みの方法です。

MTGを変える権限が欲しいなら、まずはMTGを攻略して出世しましょう。それが最も現実的で確実な成功ルートです。

この記事を読んだ1人でも多くの方が、無駄なMTGに対する見方を変え、それを自分の武器として活用できるようになれば、そして日々の仕事の悩みが1つでも減れば筆者冥利に尽きます。最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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