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【得意なことがない人必見】「普通」だと思っていたスキルが実は最強な件

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この記事を要約すると…
  • 自分の得意なことに気づけないのは、同じ環境にいると「普通」に見えてしまうため
  • 筆者も転職時にGA4やChatGPTスキルが高評価され、「当たり前」が実は貴重だと実感
  • 新卒時代と比較し、ストレスなくできることを書き出すことで得意分野は見つかる
  • 得意なことは専門技術だけでなく、コミュニケーション力や整理能力なども含まれる
  • 「できると思えばできる」マインドセットも重要で、自信を持って伝えることが意外に大切

    「自分には何の取り柄もない」「得意なことが見つからない」そんな風に悩んでいませんか?32歳でベンチャー企業の役職についている私も、実は長い間同じような悩みを抱えていました。

    しかし、転職を経験し、複数の職場で働く中で気づいたことがあります。それは、あなたにも必ず得意なことがあるが、それが見えにくくなっているだけだということです。

    今回は、なぜ自分の得意なことに気づけないのか、そしてどうやって見つけていけばいいのかを、私の実体験を交えながらお伝えしていきます。

    目次

    自分の得意に気づけない3つの理由

    理由①:同じ職場にいると周りもできているように見える

    同じ環境で長く働いていると、周囲の人たちも同じようなスキルを持っているように感じてしまいます。毎日一緒に働いている同僚が当たり前にこなしている業務を見ていると、「これくらいは誰でもできる」と思ってしまうのです。

    しかし実際には、その職場特有のスキルや知識が身についているだけで、他の環境では非常に価値のある能力だったりします。同じチームにいると気づかないことも、外の世界から見れば貴重なスキルセットなのです。

    理由②:「努力していないこと=得意」と認識しづらい

    私たちは往々にして、「得意なこと」を「特別な努力をして身につけたスキル」だと考えがちです。しかし実際には、苦労せずに自然にできてしまうことこそが、あなたの真の得意分野である可能性が高いのです。

    例えば、会議の内容を整理してまとめるのが得意な人は、それを「普通のこと」だと思っているかもしれません。しかし、情報を整理し、要点を明確に伝える能力は、多くの職場で高く評価される重要なスキルです。

    理由③:環境が変わらないと、自分の相対価値に気づけない

    同じ職場、同じメンバーで働き続けていると、自分のスキルが他の場所でどれだけ価値があるのかを測る機会がありません。転職や部署異動、プロジェクトの変更など、環境が変わって初めて「自分が普通だと思っていたことが、実は貴重なスキルだった」と気づくケースは非常に多いのです。

    業界や会社の文化によって、重視されるスキルは大きく異なります。ある職場では当たり前のことが、別の職場では専門性の高いスキルとして扱われることも珍しくありません。

    転職で気づいた「普通」の価値

    転職活動をする際、多くの人が改めて自分のスキルや経験を整理する機会に直面します。この時に驚くのが、「自分が当たり前だと思っていたことが、実は他の会社では全くできていない」という現実です。同じ業種であっても、会社によって求められるスキルレベルや使用するツールは本当に異なるものです。

    私の転職経験でも、この現象を強く実感しました。通販のマーケティング業務を長年やってきた私にとって、GA4(Googleアナリティクス4)やサーチコンソールといったアクセス解析ツールは「使えて当たり前」のものでした。どの会社でも当然みんなが使えるものだと思っていたのです。

    しかし、いざ転職活動を始めてみると、これらのツールを本格的に使いこなせる人材を求めている企業が想像以上に多いことに驚きました。面接では「GA4での分析経験」が大きな評価ポイントとなり、現在の会社への転職でも決め手の一つになったのです。

    入社後も、社内でデータ分析に関する勉強会を開催することになり、多くの同僚から感謝されました。同様に、ChatGPTなどのAIツールについても「みんな使っているだろう」と思っていましたが、実際には全く浸透しておらず、AI活用の勉強会を実施したところ、これが業務効率化プロジェクトへの参画につながり、本業とは別の評価軸でも高く評価されることになりました。

    意外にも、自分が「普通」だと思っていることほど、他の環境では得意分野として評価されるポイントがたくさんあるのです。まずは、その見つけ方を知ることが重要かもしれません。

    ステップ①:新卒の自分と今の自分を比べてみる

    まず、新卒で入社した時の自分を思い出してください。その頃の自分にはできなかったが、今では当たり前にできるようになったことをリストアップしてみましょう。

    • エクセルを使った資料作成
    • プレゼンテーション
    • 顧客対応
    • プロジェクト管理
    • 後輩指導
    • 業界知識を活かした提案

    これらの「成長した部分」は、あなたの得意分野のヒントになります。成長できたということは、その分野に適性があったり、興味を持って取り組めていた証拠だからです。

    ステップ②:「ストレスなくできること」を書き出す

    次に、日々の業務の中で「これは苦にならない」「むしろやっていて楽しい」と感じることを書き出してみてください。

    • 人に相談されやすい
    • 複雑な情報を整理するのが得意
    • 優先順位をつけるのが上手
    • 細かい作業に集中できる
    • チームをまとめるのが得意
    • 新しいツールや技術を覚えるのが早い

    周囲から頼られやすい業務があれば、それは間違いなくあなたの得意分野です。人は自然と、その人が得意そうなことを頼む傾向があるからです。

    ステップ③:他社や他部署での価値を考える

    最後に、自分の「普通」が別の環境でどれだけ価値があるかを考えてみましょう。業界や会社が変われば、求められるスキルも大きく変わります。

    例えば、あなたが当たり前に使っているソフトウェアやツール、業界知識、作業の進め方などは、別の環境では非常に重宝される可能性があります。LinkedInや転職サイトで求人情報を見て、自分のスキルがどれだけ求められているかをチェックしてみるのも有効です。

    得意なことは「技術」だけじゃない

    多くの人が「得意なこと=専門的な技術スキル」だと考えがちですが、実際の職場で最も重要なのは、もっと基本的で地味に見える能力だったりします。

    • コミュニケーション能力
    • 情報整理能力
    • 時間管理能力
    • 問題解決能力
    • 協調性
    • 継続力

    これらの「ソフトスキル」は、どんな職種でも必要とされる汎用性の高い能力です。そして、これらの中で自分が得意なものを見つけることができれば、それは大きな武器になります。

    「できる」という勘違いが実は最強かもしれない

    「得意なこと」「できること」と聞くと、多くの人がプログラミングや資格など、それだけで食べていけるような専門的なスキルを想像しがちです。しかし、実際の職場で求められるのは、もっと基本的な能力だったりします。

    そして意外にも、「できると思えばできるし、できないと思っていればできない」という感情論やマインドセットの部分が大きく影響することも事実なのです。

    これについて、現在の職場で目の当たりにした興味深い事例をお話しします。

    側から見ると、知識/実力ないのに自信がやばい人

    私の転職先に、社内で役職を担っている先輩がいます。新規事業の企画を次々と提案し、自信に満ち溢れた態度で積極的に発言する姿は、確かに「仕事ができる人」という印象を与えます。

    しかし、冷静に観察してみると、実は知識やスキルベースではそれほど高いレベルにあるわけではありません。データに基づいた定量的な分析よりも、直感や感情論で物事を進めようとする傾向があり、下からも上からも煙たがられることも多々あります。パワハラ気味な言動もあり、人事部からも少し距離を置かれている面もあるのが実情です。

    それでも、この人には圧倒的な武器があります。それは「自分は今まで数々のプロジェクトを成功に導いてきた」「自分の力でここまでやってきた」という絶対的な自信です。

    あたかも会社全体の実績を「自分が0からやってきたんだ」と手柄のように堂々と話します。

    「さすがに、それはちょっと…」と思っていましたが、よく考えてみると、この人の言動力の背景はこの自信から来ていることがわかりました。そして、物事の捉え方次第で「得意なこと」や「できること」は大きく変わるという、重要な事実を示していることも見てとれたのです。すごい。

    会社を経営している人であれば、売上や利益、市場価値といった明確な数値が「テストの点数」のような役割を果たします。しかし、一般的な会社員の場合、そのような客観的な成果指標がないことがほとんどです。だからこそ、自分の得意なことや成果については、ある意味「言ったもん勝ち」的な側面があることも確かなのです。

    この先輩を見ていて感じるのは、勘違いでもいいから自分の価値を信じて言い切れることが、意外に重要だということです。

    もちろん、嘘をついたり誇張したりすることを推奨しているわけではありません。しかし、自分の経験や成果を適切に評価し、自信を持って伝えられることは、キャリアを築く上で欠かせない要素なのかもしれません。

    まとめ:あなたの「普通」は誰かの「すごい」

    職場で何が得意かわからないと悩んでいるあなたも、必ず何かしらの得意分野を持っています。ただ、それが見えにくくなっているだけなのです。

    自分にとっての「当たり前」は、他の人には「すごい」ことかもしれません。まずは自分を振り返り、新卒時代からの成長を書き出してみてください。ストレスなくできることや、人から頼られやすいことを整理してみてください。

    そして最も重要なのは、「自分にも得意なことがある」と信じることです。完璧なスキルである必要はありません。「ちゃんとできること」こそが、実際の職場では最も評価される能力だったりするのです。

    あなたの隠れた強みを見つけて、自信を持って仕事に取り組んでいきましょう。環境が変われば、今まで気づかなかった自分の価値に必ず気づくはずです。

    この記事を読んだ1人でも多くの方が、自分の得意なことを見つけ、職場での自信を取り戻し、キャリアに対する悩みが1つでも減れば筆者冥利に尽きます。

    最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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